20代以上の人ならば誰でも知っているであろう「たま」今日人類が初めて、木星についたよピテカントロプスになる日も近づいたんだよ〜♪という歌詞の『さよなら人類』でデビューするや、社会現象になるほど大人気に。その年、紅白にも出場しました。ただ、4人の格好やデビュー曲があまりに奇抜で衝撃すぎて、コミックバンドと思われているところが悲しい事ですが。そんなたまがメジャーデビュー前に、KERAが1983年頃立ち上げたインディーズレーベル『ナゴムレコード』から発売したアナログレコードがCD化され発売されました。昨年の12月頃、『ナゴムレコード』の全作品がCD化され再発売されるという報道を目にしたのですが、その後、続報がなく、企画倒れになったものと思っていたら、先週の水曜日(24日)に、ナゴムコレクション第一弾が発売されてました。第1弾は、ケラ ナゴムコレクション、マサ子さん ナゴムコレクション空手バカボン ナゴムコレクション、(大槻ケンヂ/内田雄一郎/ケラのカラオケ・ユニット)たま ナゴムコレクション、ミンカ・パノピカ ナゴムコレクションたまがメジャーデビューした時からファンの私は、早速、たまナゴムコレクションを購入しようと、発売日に買いに行くも、どこも予約分で売り切れだったので仕方なくアマゾンで購入し、本日届きました。1988年、89年にナゴムレコードから出した、2枚のアナログレコード『でんご』『しおしお』を1枚にまとめ、オマケとして88年のナゴムオムニバス『おまつり』より「さよなら人類」も収録してCD化。当時、アナログを買えなかったので、このCD化はありがたいの一言。( しかし、どちらも2000年に一度CD化されていたんですよね。どちらも、たまファンクラブの通販のみで、ファンクラブには入ってないので、売ってるなんて知る由もなく、買えませんでした。)早速、聴いてみると、メジャーデビュー後の同じ歌と違って、歌い方と演奏ともに素人臭さが残った感じがして、そして、アナログ時代の音源なので音質の悪さが逆にたまの世界観にマッチして何ともいえない魅力になっており絶品。たまは、4人のメンバー個々が作詞作曲しその歌を唄う。四者四様で全然違う世界観の音楽。たまは、お遊びで音楽をやっているようで、実は演奏の技術が高い上に、あのすばらしい詩。たまにしかできない、たまだからこそできる音楽。たまって凄いバンドだよなぁとつくづく思える1枚だと思います。私が好きなのは、ベース担当の滝本晃司さんの歌なのですが、このCDを聴いて一番驚いたのが、その滝本さんの歌声が、メジャーデビューした頃よりも甘い声だったことです。たまは、2003年10月に解散しましたが、今でも唯一無二で摩訶不思議なたまサウンドから離れられずに毎日のように聞いています。関連リンク:ブログ・ナゴム再生委員会たま公式サイト(CD通販あり)◆ 今年も『24時間テレビ愛は地球を救う』が終りました。毎年思う事ですが、奉仕番組をするぐらいなら、司会のタレントや、ゲストやスタッフはノーギャラで参加するべきだと思いませんか?自分たちはギャラを貰いながら、視聴者に寄付をお願いするのは、なんだか矛盾していると思うんです。というか毎年、集まった募金額より、あの番組の制作費のほうが多いってどういうことでしょうか。地方局も含めた制作費は10〜20億円程度だそうですが、制作費を寄付すればいいんじゃないでしょうか。それに、後日ホームページにでも、どの地域でどれだけお金が集まり、タレントの給料の明細や、番組の制作費や、集まった募金の使い道を1円まで使用明細を発表するべきでしょう。寄付された車や車イスが実際に使われているのを見ると、役に立っている部分もあるようですが、いっつも募金の分配で揉める原因ばかり作りおってからに。また、こういった機会に障害者についての理解を深めてもらえることは大変良いことではありますが、ただ、露骨すぎる表現で、健常者の発奮材料のように障害者を利用するのは止めてほしいと思いますね。身体的に障害があるかないかだけで、健常者と同じです。頑張ってる姿に健常者も障害者もありません。最後に断っておきますが、あの番組を見ることで啓発され、募金や奉仕活動を始める人を否定するつもりは毛頭ありません。短時間とはいえ、多額のお金が集まったり、障害者への理解や奉仕活動に興味を持ってもらえる事は素晴らしいことですから。 ↑良かったら押して下さいまし。Myエンピツ追加