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2003年09月13日(土) もうここまで来たら甲子園で胴上げを!

昨日のフジTVのドキュメンタリードラマ

『完全再現!北朝鮮拉致…25年目の真実 消えた大スクープの謎!!』

よくやった、感動した。5回ほどじわっと涙でてきました。・゜・(つД`)・゜・

圧力が掛かりやすい売国奴共に触れることなく、

北朝鮮関係について詳しく知らないような人にも分りやすく、

元工作員で在日朝鮮人の「手当たり次第日本人を連れてこい、と」

「聞いたが、ごまかされた。また聞いた、50?100?上官はにたーと笑って、

50は固い、場合によっては100も。

日本人を連れてくるのは隣の庭から鶏のヒナを盗むよりも簡単だって、ウヒヒ」

という憎たらしいセリフも織り交ぜ、日本人なら誰しも思うであろう

「な め や が っ て ! ! !」のシーンも忘れない

全国でゴールデンタイムに流す番組としては100点満点をあげたい。

産経新聞記者の阿部雅美氏、元共産党の国会議員秘書兵本達吉氏、

朝日放送プロデューサーの石高健次氏、この3人の執念の調査・取材がなかったら、

いや、それ以前に78年の富山県カップル拉致未遂事件の時に、

犬が吠えていなければ、拉致は既遂になっており、

遺留品も何も残らず、いまだに拉致は闇の中、

拉致された家族は最愛の我が子が、どうして突然蒸発したのか分らず、

ずっと悲しみと苦しみの中、そして昨年帰ってこられた5人も、

北朝鮮で助けを求めながら人生を終えていたかもしれなかったと思うと、

とても恐ろしいものを感じました。

弱い者を助けたいという信念でずっと共産党員だった兵本氏は、

その信念の延長で、拉致被害者をサポートし、

88年の参議院予算委員会で歴史上初めて、

拉致問題が国会に取り上げられることになるのですが、

共産党は北朝鮮とズブズブの関係にあり、

兵本氏が、独自に調査している時も妨害、嫌がらせを重ね、

最後には、兵本氏に20時間に及ぶ査問を受けさせ、

「警察のスパイ」と党を除名し事件解明を妨げていたのです。

2000年には、共産党は「拉致問題は疑惑の段階から出ていない、

拉致問題を国交正常化交渉の前提にすべきでない。」と主張しているし、

同年には、朝鮮総連の幹部を党大会に招き、

「朝鮮労働党と日本共産党が友好的な関係を持てる

日が来ることを希望する」と述べていたのですが、

ところが昨年の9・17以降、一転して、

「拉致疑惑を率先して追及し、政府に認めさせたのは日本共産党」ですと

兵本氏の努力を奪い我が物顔でのたまうのでございます。このような共産党が、

拉致問題の解明に功績のあった党だと言えるのでしょうか。

話をドラマに戻して、彼ら3人の血の滲むような努力が「家族会」結成に

結びつき、ようやく日本人に拉致事件が世間に認知されるようになりました。

その家族会が署名活動を行っている当時の映像に、

ずっと待ち望んでいた我が子との再開を果たすことなく亡くなられた、

増本さんのお父様、増元正一さんの姿がありました。

一生懸命声を張り上げ署名をお願いしている。

しかし、道行く人は気に留めることなく素通りしていく、

その素通りしていく人に、無関心だった頃の自分の姿がダブって見えました。

家族会の方々には、無関心だったことを謝っても謝りきれない・・・。

それにしても、政府も外務省もこの25年以上もの間、

何をやっていたのかと思うとまた怒りが。

そして信頼を失った各政党も外務省も、過去の揚げ足取りに終始していて、

一丸となって解決するという意気込みが、それほど感じられないのが悲しい。

だからこそ、各政党・外務省へ訴えかけられるのは世論だけです。

このドラマでのセリフにあったように、「世論が動かなければ、

政府は何もしないのだ、世論こそ最大の武器である。」

今、私たちはマスコミに順ずるネットの力を持っているわけです。

町へ出てビラを撒くことなどはないですが、私たちの発言一つ一つに意味があるのです。

私たちはこの熱い思いを政府に、ずっと伝え続けなくてはいけない。

北朝鮮による拉致、それに手を貸した朝鮮総連の悪行を

全ての真実を明らかにできるまで、声を上げ続けなければなりません。

世論が冷めれば、またこの問題はうやむやのまま終ってしまうから・・・。

来週15日から各局で拉致問題特集番組が放送されます。

ぜひご覧頂いて、拉致問題は何も解決していないのだと

北朝鮮に向けての怒りをよりいっそう奮い立てましょう!




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名塚元哉 |←ホームページ