碧のアニメ感想
アニメ雑感


 テニス。「奥義!見えないサーブ」


今日でこのOPも見納めでしょうか…。気に入っていたので何だかサビシイ。
アバンを入れたのに正規バージョンで流したのはその為かも。
しかし、最後まで差し替えに気付かなかった(気付いても直さなかった)番組って初めて見ました(^^;

来週、また構成が変わっていたらどうしよう…。

Aパート。
流石に菊丸や不二がかわいそうになってきたなぁ…>タイトルバック

初っ端からニュータイプ臭プンプンの真田。
先週、サイクロンスマッシュ打たれまくってるのを見て「真田いちいちロブ上げてんの?」といつかの向日や丸井のような不安があったんですが、どうやらわざとではなかったようですね。
良かったです。
ロブ上がってサイクロンスマッシュを打つリョーマ。
これはいつか合宿で見せた空中で身体捻ってやってたヤツですね。
そうです。
周りのオールドタイプにはこの情景が見えてる訳です。
しかしニュータイプに目覚めた真田の目には先週のような発光リョーマにトルネードが映ってるはず。

そりゃ、打ち返せないですよね…。

氷帝陣についてはどうコメントしていいやら…。
とりあえず相変わらず跡部は俺様でした。

サイクロンスマッシュはやっぱり動きが派手で良いですね。

リョーマが1ゲーム返して喜ぶ菜々子さんがカワイイ!
井上さん、ちゃっかり隣に座ってるし(笑)
拗ねる芝さんもカワイイなぁ…普段ずっと一緒に仕事してる相手が取られた感じで悔しいんでしょうね。
実は井上さんに気があったのか。
しかし菜々子さんカワイイなぁ…井上さんがメロメロになる気持ちも分かる(笑)
「リョーマさんの試合が気になるわ」のアップなんかもう美人すぎて!!

突如現れた南次郎。
次はジュース売りとは…懲りないなぁこの人も。
バレバレなのに。
決戦に全員集合ってのは都大会決勝の時(最終回予定だった)と同じですね。

しかしオレンジジュースというかあれは炭酸飲料ではないのか南次郎よ(^^;

ブレ球と同じような作戦に図らずもなっている真田の高速スイング。
BGMが派手でイヤでも盛り上がってます。
切原の試合よりこっちの試合のほうがこの曲ハマってます。

曲が静かになった所で土谷総合病院in手術室。
幸村君、何の手術してるのか結局分からないなぁ。
外で見守るレギュラー陣も不安なことでしょう。

しかし真田はなかなか友情に厚い男ですね。
スポーツ物の王道的で結構です。
でもリョーマのサイクロンの動きが面白いので、もうちょっと振り回されていて欲しいかも。

2ゲーム目を取って、喜ぶ朋ちゃんはパンチラ寸前で冷や冷やしました(^^;
そして菜々子さん、スタイル良すぎ!華村先生くらいの巨乳でした。
テニス中のリョーマは確かに普段より頼もしく見えるでしょう。
だって家では寝てるかゲームしてるか…そんな姿ばっかり見てるでしょうし。

今週も「ウス」のためだけに呼ばれた鶴岡さん。
そして滝はやはり消えたまま。

場面変わっていきなりどこかの喫茶店。
なんと、山吹中の亜久津君ではありませんか…先週の予告に出てた場面ですね。
「あちーなぁ、冷房もっと強くなんねぇのかよ」
とか言ってますが。
白ラン脱げば?と思わなくもないです。
や、たしかに山吹の夏服を着たくない気持ちは分かります。
てか、私服は…?そういやこの前も日曜に制服着てたなこの子。
やはり愛校心溢れる生徒だったのか…。

優紀ちゃんも久しぶりですね。
壇君がお気に入りなのか(^^;
そういえば、彼女は喫茶店勤務だとファンブックに書いてあったような気がします。
でも、それを読んでいない視聴者が大半な訳で。
これを観た視聴者には「ああ、亜久津のお母さんはここで働いてるのか」というのは伝わったと思うし、初めて知ったはずです。
ついでにモンブラン食べる亜久津を入れたことで、彼が甘党ってのも何となく察せたでしょう。

でも、私が覚えている限り原作の本編でこういう場面が出たことはありません。
ジャンプで原作だけ読んでいれば、優紀ちゃんが喫茶店勤務とか亜久津が甘党とか露ほどにも思わないと思います。
そういうのって「設定」とは呼べないですよね。

ちょっと例え話をしますと。
ガンダムシリーズ最初の作品、いわゆるファーストガンダムにランバ・ラルというキャラクターがいました。
いわゆるオヤジキャラだったんですが。中々渋くて素敵でして。
主人公アムロの前に立ちふさがる壁のようなキャラになるんですが。
一度戦場外で彼はラルに会うんですね。
その時、ラルはアムロを気に入り、戦場ではなかったという事もあって逃がすんですね。(真の目的は彼を尾行してホワイトベースを見つけることだったんですが)
それから色々あって、アムロはラルの事を「あの人に勝ちたい」と思うようになります。
敵ながら尊敬していたという感じでしょうか。
最期は「戦いに負けるとはこういうことだ」と言って散ってしまったラルですが、アムロにとって大きな存在になったことは間違いありません。

しかしやっぱりラルはアムロに甘かった節があり、また彼の愛人のハモンさんもアムロを気に入っていました。

最近、監督である富野さんが「ラルには子供が欲しかったけど、生まれなかったというようなキャラクター設定があった」とおっしゃっていて、成る程なぁと思いました。
ラルを思い出したとき、アムロに対する態度とか言動とか、確かに「ああ、子供ほしかったのか」としっかりキャラクター像が見えてくるんですね。
想像できる、というか。
でもそれはあくまで監督の中の設定であって、あの作品の中のラルが「子供欲しがってた」かというとそうではありません。
いわゆる裏設定というか、キャラクターを生き生きと動かすための設定ですね。
誰でもすることだと思います、でないととても動かせないと思うので。
でもフィルムに描いた訳ではないので(必要ないし)「ラルはこうなんだ!」とは言えない。

テニスの、とりわけ原作の設定というのはそういうのが多すぎる気がします。
さっきの優紀ちゃん達の事もですが、不二と菊丸が同じクラスだって事も当然のように言われてますが、そういう場面一度も出てないですよね?
そういうのって設定とは呼べません。(アニメはやってたんでOKですが)
特に亜久津が甘党とか聞いても「成る程なぁ」とは思えないし全く不必要な設定であるような気がしますし(^^;
他のキャラも同様に。

や、そういう設定決めてファンブックを出す事自体は良いんですよ。
商売として成り立ってるようですし、喜ぶファンもいるでしょうし。
読んでて楽しい部分もありますしね。
むしろ少女漫画のようにコミックスの柱で設定や作品解説をされるよりはずっと良いです。
(あれは言い訳がましくてプロとして情けないと思います…プロが作品解説はみっともないと思うので)

そういう設定だけ作ってもし許斐氏が描いた気になってるならそれは違うんじゃないかなぁと。
まあ、描く必要も特にないので描かないで良いんですけどね。
でも、原作の話をする場合「設定にこうあるから」とか「ファンブックに書いてあったから」と当たり前のようにそれを前提にするのは間違いですよね。
話はちゃんと本編に描いて、それからです。
あくまでファンブックってさっきの富野さん同様、許斐氏の頭の中の設定にすぎません。
本編に描かれて、初めてそれはちゃんとした形で「設定」になるんですから。

でも面白い設定もあるので、活かせば良いと思うんですけどね…もったいない。

そんな理由もあって、設定を活かそうとしているアニメの方が私はどちらかというと好きなのかもしれません。

ちなみに、とりわけキャラクターを凄く大事にする池田監督は、フィルムに描かない裏設定は一切喋ってくれません。
ていうか池田監督自体滅多にコメントしませんし、表に出たがりませんし…。
それこそ詳細な設定はスタッフにすら秘密にしてるようで(^^;
まあ、ガンダムWの時は某脚本家に「勝手に過去のエピソードを作って入れないでくれ」と釘をさして常にシナリオには手を入れてたようですが、最終的には関われなかった後半や映画、小説で勝手に捏造されてしまったという悲惨な過去がありますけど。(池田ファンにとって)
池田監督が好きだからという訳ではありませんが、そういうタイプは好きです。ストイックで。
いやむしろ、そういうタイプだからこそ池田監督が好きなのかもしれません。不器用な所も含めて。
作風にも表れてますしね。
…でもあれほど生真面目でも大変でしょうし、許斐氏のサービス精神旺盛なところはエンターティナー的で嫌いではありません。
でも、やはり上記のような事は気になります。

長々脱線して済みませんでした。
本編の話に戻ります。

にしても亜久津は丸くなったなぁ。
ラジオ中継はこんなところでも大活躍。
亜久津に跡部にと、いろんな人に引っ張ってもらえてリョーマは幸せ者ですね。
主人公のなせる技ってヤツです。

Bパート。
最近のBGMって好みです。
柳戦だけは何故かNARUTO路線でしたが(^^;

タクシーすっとばしてきた亜久津と壇。
相変わらず移動早いなぁ…。

「がんばってーリョーマさん!」
という菜々子さんを見て改めて気付いたんですが、彼女の瞳も紫ですね。
やっぱり紫系の色彩設定キャラは気に入る傾向にあるようです。
しかし従弟に「さん」付けってどうなんだろうなぁ…清楚な感じを出すためかな。

目の疲れから目を瞑ってプレーし始めたリョーマ。

お前は流川…いや岡ひろみか!!

もはや何でもアリです。
常人なら確実に転びますね。
でもこれは城成湘南の田中兄弟も出来そうだな。

まあ、はっきり言うととっさに思いついたのは流川、ひろみ、この作品だと田中兄弟辺りだったんですが、そういえば南次郎もやってましたっけ。
成る程、そっちだったのか…。
親父がやってるから真似できた訳ですね。
南次郎出したのもちゃんと訳があって良かったです。

しかしサイクロンの動きはホント面白い。
アニメ映えしますねー、回転系の技は。

張り合う二年コンビにジュース差し出す南次郎。
千葉で会ったあやしい店長とは誰も気付かないのか…。つい最近の事なのに。

ラケット吹っ飛ばされて真田、回想シーンに突入。
幸村君…ていうか彼役の声優さんの棒読み具合が(^^;
もうちょっとビシッとしてたらもっとカッコよかっただろうな、幸村君。
「キミは何故テニスをしてるの?」
と聞かれて、俺にはテニスしかないと答える真田。
…いつかの居合い斬りを見てるととてもそうは思えないんですが、まあ良いです。
「俺も同じさ、俺からテニスを取ったら何も残らない。テニスは俺自身なんだ」
という幸村君の台詞は…切実でしょうね。
ひょっとしたらテニスが出来なくなるかもしれないという状況で、気持ちは痛いほど分かります。
逆にこれだけ落ち着いて話せる彼はとても大人なんだなぁ…、伊達に立海の部長じゃないです。
「俺は必ず帰ってくる」
と決意の瞳を夕日に向ける幸村君は、物凄く素敵でした。

しかし左手で握手とはいかがなものか…。
テニスバックからった右手では握手しにくかったんでしょうか。
作画さん、しっかり。握手は右で、右利きの選手がバックからうのは左肩。頼みますよホント。

「自分を信じるしかない」
という幸村君の言葉を思い出し、気合いを入れなおす真田は良かったです。
部員同士の結束、固い部ですね。

ってそんなことをしみじみ思っていたら。
いつかの居合い斬りの回想が…。

ガサラキ・再び。

リョーマが気付かない程の速さでサーブを打ち込む真田。
周りの騒然とした空気の中
「15-0!」
とのコールが。

審判、今の球見えたんですか?

何気に凄くないですか、審判。

見えないサーブは不二も打ちますが、それとは違うんですかね。

ベンチで選手に炭酸飲料を勧めるスミレちゃん。
…オイオイ。
まあスミレちゃんにまともなコーチングは(略)

真田の方も相当疲れてる様子。
リョーマにはがんばって欲しいですが、やっぱり真田に勝って欲しいですかね。

提供。
ジャッカル…。

EDは今思うと、今の季節にピッタリですね。
こういう効果もあったとは…でもEDは変わるの楽しみ(^^;

次回。
次回も動きが凄そうです。
予告でもジャッカルが気になりました。


NARUTO。
松島さんの絵はキレイだなぁ…。


2004年03月31日(水)
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