碧のアニメ感想
アニメ雑感


 テニス。「観月のささやき」


久し振りの更新です…。
サブタイトル題名に入れた方が分かりやすいですね。

時間がなかったり、書く気がなかったりでなかなか更新出来ずに申し訳ありませんでした。
テニスは4月になってからシリーズ構成が富岡さんに変わり、かなり面白くなりました。
が、今日でまた変わり…構成は前川さんに。
単発では良い脚本書く人なので、あんま心配ではないですが。
延長になったので取りあえず半年分の構成しか組んでなかったんでしょうから、それを機に手が空いた前川さんに変わったんでしょうが…4月から参加した人に構成を任せるのはいかがなものか(^^;
まあ、浜名監督は健在だから良いか。

OP・EDも変わりましたね。
何だかんだ言いつつ、浜名演出がもの凄く好きです。
4月以降、割と真面目にテニスを観るようになって、時間があるときに過去のビデオを観たりしたんですが、浜名監督の演出は目線や視線による視界の変化や身体の使い方(顔の見えないカットの演出)が凄く上手い。
もうちょっと良い制作会社でお金と力のあるスタッフの中で演出させてみたいなーと思える人です。
ちょっと感性ズレてるっぽい所もまた良し。
OPのリョーマと手塚と情景描写、レギュラー陣の超演出はかなりナイス。
特に不二、(演出が)凄い格好いい‥菊丸もイイ感じ。
やはり不二は必殺技が特徴的なのでアニメ演出では映えるんでしょうね。
菊丸も枚数さえかけられればアクロバティックで変化が付けられるのでアニメ向き。
逆に大石は……画面映えが難しいようで(苦)
ラストのカメラ回しが凄く好み!
2代目OPのイントロのカメラ回しもかなりカッコ良かったですし、こういう演出上手い。
そして流石もと撮影会社のトランスアーツ。
前半にテロップを片づけて、後半の見せ場はノンテロップなのもニクイ。
飛行機をバックに監督の名前が出るところは良いなー、ガンダムWのOPでサンドロックをバックに「池田成」って出たときと同じような感慨深さが…。
池田監督もそうだけど、私はトンデモ演出が好きみたいです。
一見トンデモに見えるものをカッコ良く見せるのはなかなか難しいので。
…まあ浜名監督の場合は大抵ハズしてるんですが(苦)今回はすごく良い。
やっぱ枚数が(以下略)

OP作詞の森さんは凄く好きな作詞家です。
もっとこう壮大なテーマの作品の詞を書くとかなり光るんですけどね…。

えーと本編。
アニメオリジナルの城成湘南の華村先生が桃城のスカウトに登場。
久し振りに観月も…もの凄いタイミングとポーズで登場(^^;

あんまツッコむのは野暮でしょうが、あそこによじ登ってタイミング計ってカッコつけて登場したと思うと……バカバカし(略)
まあ、あのポーズ似合ってたので結果オーライですが(笑)

華村先生に続き海堂をルドルフにスカウトする観月。
……さては事前に打ち合わせしてましたね?
何にせよ、やはり観月にはルドルフの制服が一番似合うと再確認。
つーか半ズボンが似合ってな(略)

しかしまだ中等部の事考えてるのか…アニメの観月は良い部員ですね。
そういえばルドルフ戦でも飽くまで勝ちにこだわるという所が原作より強調されていて、裕太も「勝利に犠牲はつきもの」という観月の考えを知った上で「勝ちにこだわるのは悪い事じゃない」と理解してルドルフに残ったりして、なかなか良い先輩後輩関係になってましたね。
自分でやりたいという裕太を温かく見守ったり、特訓につき合ったり、あげく手塚の腕の心配までしたり、観月も何だかんだで良いヤツに…。
敵の大将の腕の怪我を心配してるあの調子じゃ実際裕太の腕に何かあったら平気でいられたハズがない…精神的に弱いから感情が付いていかないタイプだな。
良かったね、色々と。

城成湘南部長の梶本君も登場。
梶本君は華村先生が呼び出したんですが、その時使ってた携帯のストラップが…(笑)
シングルスの若人君と神城君のぬいぐるみ。
やはりアニメオリジナルキャラなのでスタッフも愛着があるんでしょうね。

にしても観月と華村先生は気が合いそうな感じですね…なんというか、同じにおいが(笑)

観月と違ってとてもまとも人間の梶本君。
その柔らかい腰が羨ましいです。

何故か梶本と観月のペアとダブルスの勝負する事になった海堂・桃城ペア。
観月達が勝ったら、それぞれ城成、ルドルフに転校て…無茶苦茶な(^^;
青学側が勝つと分かってるので、なかなか観てて辛いです。
観月のまともな試合シーンがあっただけマシとするか…しかし観月、多分強いんでしょうがテニスをしてる姿に違和感が(笑)

梶本の高速サーブをあっさり返す海堂にちょっと違和感がありましたが(もうちょっと焦ってる演出が欲しかった)、真ん中低めを狙われて四苦八苦する海堂達は面白かったです。
梶本君は当然として、観月…狙った箇所に打てるんだしやっぱ上手いんだ。
伊達に補強組じゃないってことか(笑)

真ん中低めを狙ったのは海堂達のコンビネーションの不味さと、低い球を打つことで桃のダンクスマッシュ封じ、真ん中に打つことで海堂のスネイク封じと一石三鳥な観月の作戦。
華村先生も「観月君の指示は的確。三年じゃなければ城成に欲しい」との事。
嬉しい事言ってくれますね先生…観月が誉められるのは素直に嬉しいです。
ありがとう。
が、彼はツメが甘いので……(苦笑)
その作戦が破られた時の対応策も考えときなよ観月…。

ショットの度に不敵に笑う観月はらしくて良いんですが、それが長続きしないと分かってるから痛い(^^;
沈着冷静な振りして滅茶苦茶感情の起伏激しいからなぁ…。
球を見切って笑って梶本君に任せる辺りも……ていうか表情細かいな。
原画さん、いい仕事です。あれは演出の指示じゃない気がする。

やっぱり結局海堂達が勝って、転校の話はおじゃん。
途中で仲間割れし始めた観月と梶本がおかしかったです。
「まだ勝てる‥何か作戦を!」
「少し黙ってて下さい」
は2人の性格の差でしょうか…取りあえず理屈で作戦立てたがりの観月と、そんなことより集中して力を発揮する梶本君、という所かな。
ルドルフでああやって作戦立てる観月にたてついてくる人はおそらくいないので、良い経験になったかもしれない(笑)
……しかし、観月は対応策を考えてただけなんだから聞いてあげても、とは思いました。
ひょっとして梶本君、結構短気?
そんなキツイ事言ったら益々コンビネーションが乱れるうえ観月は不調になりそうな気が…(苦笑)

いや、その前の
「梶本君!真ん中低めと言ったでしょう」「…そのつもりだったんですけどね」
「観月君!」「…あの場合ああいう球しか」
を聞くに、どっちもどっちだな(^^;

でも、急造ペアとしてはまあまあという事で。
2人ともシングルス専門だろうし…こんなもんか。
相手が主役側である以上、ラストの方でヘタレるのは仕方ない(苦)
しかしこの騒動で何だか桃と海堂の不調を持ち直して気合い入れてやった感のある梶本君と観月が何とも(^^;

当て馬だよなー…、梶本君も観月も流石に桃や海堂には負けないでしょうに。
やっぱそこは急造ペアって事で納得するしかないのか(苦笑)

でも観月はともかく、梶本君は本気でやってなかったんじゃないかなーと。
「自分、100%でいきます」て言わなかったし(笑)
だから海堂もあっさりサーブ拾えたのかな、と。
いや、観月も肩慣らし程度っぽい…大マジでやってたら多分彼はもっと本気で悔しがるはず。
でも観月は立ち直り早いしなあ。
……結局何しに来たんだよキミ達は。
あ、観月は梶本のデータ取り、か。納得。

しかし公式戦で観月の勝ち試合が見たかったです。

いや、例え負けだと分かっていても氷帝vsルドルフのコンソレーションが観たかったです。
時間稼ぎにもなったのになあ…まあ、あの頃は構成が十川だったし仕方ないか。
しかし、もしやったとしても「勝つのは氷帝!負けるのルドルフ!勝者は跡部!敗者は観月!(以下略」とかやったら観月はブチキレるような気がするんですよね。
いや、実際ブチキレてたでしょう…彼は手塚ほど冷静じゃないし。
つーか氷帝のあの応援は普通に教育的指導だろうに…審判。

でも割とアニメじゃ観月は優遇されてる模様。
海堂もですが…多分、使いやすいんでしょうね。
2人とも真面目タイプ故かいじられやすく、(アニメじゃ)シリアスとギャグを両方こなせるキャラなので動かしやすいし、ドラマも作れるし、オチにも持っていきやすいですし。
便利屋みたいなモンか。
…しかし欲を言うならもうちょっとカッコイイ見せ場も作ってやって欲しいです(苦笑)
桃は監督が好きみたいだから、優遇と言うよりはヒーロー的に演出されててカッコ良い。彼も動かしやすいキャラですしね。
リョーマがあの通りの性格なのでよく動く2年キャラは便利なんでしょう、キャラ立ってる他校生キャラも。
逆に動かしにくいのは不二みたいなキャラですか。
しかし一番優遇されてるのは意外に菊丸だと思うんですが…監督菊丸好き?
後輩と仲良い先輩キャラとして彼も動かしやすいってのは分かるんですが、必要以上に出張ってるのは気のせいかな?
許斐氏がいちゃもん付けて(笑)以降菊丸は声が高くなって「にゃ」等の台詞が増えて何とも気持ち悪いのであまり出て欲しくないのが正直な所なんですが(^^;
…原作者のツッコミは流石に強いのか。まあ良いけど。

話を戻して。
観月もテニスから離れると割とつき合いやすいのかもしれませんね‥。
原作もそうですけど、取りあえず相手の才能や良いところを直ぐ認められるのは観月の長所。
選手よりコーチ向きだな。

アニメは海堂と桃のライバル関係がハッキリしてて良いですね。
リョーマも主役っぽい性格してるし。

でも演出は先週のが好みでした…まあ、監督がコンテ切ってたんで当然ですが。
杏ちゃん可愛かったなー、桜乃も朋ちゃんも。

今週の斗万さんは基本的に演出下手。
なんていうか、スピード感がないんですよね…止め絵多いし。
(今週も例にもれず変な演出が…/笑)
まあ、今回は幕間劇的な話なので別に構いませんが…。
先週は今後の伏線張りでしたから大事な話だったんでしょうが、今週のような話に監督に最初からコンテ切らせるのも何ですしね(苦)

しかしホントにもう団体負けてるのにルドルフに尽くす観月が…哀れというか、何というか。
もっと自分優先で個人戦の事のみ考えれば良いのに。
テニスバカなのね。

所で、桃城と海堂が技を決めたとき一年トリオと朋ちゃんと桜乃ちゃんが
「ジャックナイフ!」
「マッシュファイト!(?)」
とか言ってたんですが…ジャックナイフは分かりますが海堂のは何なんでしょうか。
新しい技?何て言ったかちゃんと聞き取れませんでしたが、技の名前を言ったことは確かですよね。
「ナイスファイト!」ではなかったようですし。
うーん……気になるなぁ(^^;


ED…さては動画枚数をOPに回したな(苦笑)
ああいう曲はこの作品には合わないと思うんですけどね…まあタイアップなので仕方なし。
もうちょっと枚数と時間があれば、ああいう曲なら女の子メインの構成にするとかやりようがあるんでしょうが(桜乃、朋ちゃん、杏ちゃん辺り)
…苦情が来そうだな(^^;
そういう視点の変化も考えて欲しいです、監督。
まあ、OPに力入れてましたから(詞もわざわざ書いて貰ったんでしょうし)EDは捨てたんでしょうね。
OPがかなり良かったから良いか…個人的に4代目OPはあまり好きではなかったので(コンセプトが分からなかった。あえて言うなら「激写!街で見かけた男の子特集」みたいでちょっと…;;曲も好きじゃなかったし)変わって良かった。
いや4代目も後半のテニスシーンは良かったんですが…。
もし後2クール以降も続くのであれば、次は止め絵じゃないEDも観たいです。

提供のバック絵…桃は城成のユニフォーム似合ってましたね。
海堂は…バンダナ外せばルドルフのユニフォーム似合うかもしれない。


※追加。
10/1日は六角の佐伯君の誕生日だそうですね…おめでとうございます。
微妙に今回出た梶本君とキャラ被ってるような気がするのはこの際どうでもいいとして(^^;
先月29日は同じく六角の黒羽君の誕生日だったそうで…おめでとうバネちゃん!
大好きです、バネちゃん。
六角予備軍の子どもたちに混じって懐きたいくらい(笑)
で、何故かバネちゃんと氷帝の宍戸君の誕生日も同じ……何故だ許斐。
365日もあるのにわざわざ同じにする意図が分かりません。
いや!宍戸結構好きですから良いんですが……うん、宍戸で良かった。
おめでとう宍戸君。
バネちゃんと同じ日に生まれたなんて羨ましい。


2003年10月01日(水)
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