白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2008年02月25日(月) 梅見

土曜日は家族で天満宮まで梅見に行ってきた。

午後からは寒くなるとの予報だったので、暖かい午前中に出発。パッとしないお天気だったせいか、梅園は思いの他空いていて、普通の観光客はチラホラ。元気なのはアマチュアカメラマンの人達。アマチュアカメラマンは団塊の世代が多いようだ。なんとなく……の印象だけど、私の周囲にいる「定年を向かえた団塊の世代」の人々は、カメラか山登りか、絵手紙のどれかを愛好している。ブームなのだろうか?

梅は良い感じで咲いていた。満開のものもあれば、来週くらいが見頃かな……という木も。家の近所にも庭木に梅を植えておられるお宅があって、梅の花は毎日見ているのだけれど、沢山の梅を1度に見るというのは格別なものがある。ちょっと特別な空間へ足を運ぶことで、日々の生活をリセット出来るような気がする。娘は梅園にいる間ずっと夫に抱かれて眠っていた。彼女にはまだリセットしなけれればならない物など無いのかも知れない。むしろ日々の積み重ねが大切な時期。

梅見の後、近くに住む伯父夫婦の家へ。伯父は昨年から入院と手術を繰り返していて、まだ娘の顔を見てもらっていなかったので。娘を連れて伯父の家へ行くと伯父はしきりに「親父さんが生きていたら喜んだだろうなぁ」と言っていた。愛想良しの娘は伯父宅で盛大に愛想を振りまき、伯父夫妻を喜ばせてくれた。

どうやら娘が今1番感心を持っているのは「人間」のようだ。どんな場所に連れて行くよりも、どんな物を見せるよりも人間と接触することを好む。『天空の城ラピュタ』の中でヒロインが「人は土から離れては生きていけない」と言っていたけれど「人は人から離れては生きていけない」ってのも、これまた真理。生まれて間もない赤ん坊は、生きることに必要なことを優先事項の高い順に身につけていく。食べること。排泄すること。自分の意思を相手に伝えること。そして人と交わること。

その日の夕食は実家の家族と母の友達とで賑やかに。私は少し人疲れ気味に。しかしお世話になった方に娘を紹介出来て良かった。梅見から始まって盛りだくさんの1日だった。色々あったけれど私としては、のんびり梅を眺めることが出来たのが嬉しかったなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。











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【同月同日の過去日記】
2006年02月25日(土) 自転車。
2004年02月25日(水) 分かりたくもない。
2002年02月25日(月) わがままは承知なのですが。

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