白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2004年02月25日(水) 分かりたくもない。

この日記にも何度か登場している「3度の飯より噂話が好きな新人Aさん」は相変わらずで、毎日、ご機嫌で噂話と人の悪口に情熱を傾けている。たいていは馬耳東風と右から左へ聞き流しているのだが、今日はどうにもブチっときてしまった。ひさしぶりにワナワナと怒りに震えた。心底怒りを感じたときというのは、頭の中がスパークしてしまうらしい。

どんな話題から、その話になったのか前後の流れは忘れてしまったが営業事務の女性Tさんをさして、新人Aさんは「はじめて会ったとき、Tさんって障害者(知的障害者)かと思った。この会社って、障害者も雇ってるんだぁ〜って、吃驚しちゃった」と言ったのだ。

一瞬……手が出そうになった。

人間には言っていいことと、悪いことがある。新人Aさんの言葉は紛れもなく後者であろう。流石に今回は聞き流すことができず、10歳も年上の新人Aさんに対して「そういうことは口に出すものではない」と意見した。しかし新人Aさんは「まさか本人の前では言わないわよぉ」とて、その発言の重大ささえ分かっていないようだった。

こういう場面に出くわしたとき、どういう対応をするのがスマートだったんだろう。学級委員長みたいに「そういう言葉は差別的でいけないと思います」といえば良かったか。それとも良い人ぶって「人を傷つけるようなことは言わない方が……」とやんわり、諭すべきだったか。それとも感情の赴くまま罵倒するべきだったか。「いやぁ。うちの弟も昨年、障害者に認定されましてねぇ」と皮肉の1つでも言ってやれば良かったのか。どうせ言っても分からないだろうから、いっそ殴っても良かったのか。

効果的にガツンとかましてやれない自分が歯がゆかった。頭が真っ白になっていて、どう対応したものか瞬時に思いつかなかったのだ。ただ、もう二度と口にするなと念押しはしたのだが……

そんな役立たずで、馬鹿げた口は捨ててしまえ!

新人Aさんのような人は、まったくもって非常識だし最低の人間だと思う。この怒りをどう、表現していいのか私には分からない。久しぶりに本気で人を憎いと思った。こういう人とは一生分かり合えないだろうし、分かりたいとも思わない。死んでしまえとは思わないが、私の目の前から消えて欲しいとは思う。

他人事で、ここまで熱くムカついている自分が馬鹿みたいに思うのだが、ムカつくのだから仕方ない。この怒りをどこへ向けてみたものか……と、とりあえず文章にぶつけてみたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年02月25日(月) わがままは承知なのですが。

白蓮 |MAILHP