白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2006年04月20日(木) スペイン道中【大阪〜バルセロナ】

33歳にして初の海外旅行。出発の日は雨だった。出鼻をくじくようなシトシト雨の中、借り物のスーツケースを転がして、元気に関空へ出発。飛行機に乗るのは初めてぢゃないけど、13時間も乗るなんて初めてのこと。関空からオランダまで11時間。オランダで乗り換えてバルセロナまで2時間。合計13時間の空の旅。

私達が申し込んだツアーは新婚さんが40%。熟年旅行50%。セレブマダムの友人連れ10%。幅広い年齢の人達の集団だった。添乗員さんは36歳のMさん。Mさん曰く「中堅どころの添乗員です」とのこと。国際線に乗るなんて初めての私は空港ロビーの様子でさえもが珍しくて、始終キョロキョロしていた。

搭乗手続きを済ませて、KLMオランダ航空機に乗り込んだ。最初に吃驚したのは、キャビンアテンダントの女性がスキンヘッドだった…ってこと。しかも身長が180センチ以上もあって、身体つきはアスリートのようだった。「人間を見た目で判断しちゃ駄目だ」って分かっているのに、正直なところ最後までちょっぴり恐ろしかった。笑顔の素敵な女性だったにも関わらず……である。自分の懐の狭さを思い知りつつ、「職場でスキンヘッドOK」なんてことが、まかり通るオランダという国の寛容さを羨ましく思った。

微妙な味わいの機内食を食べたり、映画を観たり、眠ったりしながら、私と夫はずっと落ち着かない気分だった。三人並びの座席で、夫と私の横に日本人の若い男性がいたのだけれど、彼の様子がちょっと変だったのだ。沈んだ様子で機内のサービスを楽しむでなく、俯き加減でいたと思ったら、途中でハラハラと泣き出したりするのだもの。気の効くキャビンアテンダントさんがアルコールを持ってきたりしていたけれど、彼はずっと沈んだ様子だった。「大丈夫かしら? 無事にオランダまで行けるかな?」と気になって仕方が無かったのだけど、ジロジロ見るのは失礼なので見ないふりをして11時間。世の中には色々な人がいるし、色々な出来事がある。そんなこんなだったけど無事にオランダへ到着。

乗り換え地点、オランダの空港で、お寿司屋さんのカウンターを発見。世界で日本食が見直されていると聞いてはいたけど、かなり面食らった。なにげにスタイリッシュなムード漂う空港で、小さな飛行機に乗り換えてバルセロナへ。途中、夫婦して睡魔に襲われたが「今、寝ちゃったらスペインで眠れなくなると困る」とて、眠気覚ましに「しりとり」を開始。テーマを「食べ物」に絞って2時間もの時間を、大人げなく本気で「しりとり」に興じた。私は33歳。夫35歳。大人気ない夫婦である。

しりとりのおかげで眠ることなくバルセロナに到着。スペインの昼は長くて、夜と言ってもよいような時間なのに太陽が高くて驚く。バルセロナでは、都心のホテルで宿泊。新しい建物が多い地域だったので「日本のオフィス街とそんなに変わらないなぁ」という印象。洗面所で下着などを洗濯して早々に就寝。

比較的元気な状態でスペインの大地を踏みしめて、そのままいっきに惰眠を貪った夫婦の旅は明日へと続く……ってことで今日の旅日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年04月20日(火) 呆然と。
2003年04月20日(日) 入院準備?
2002年04月20日(土) あっぷ。あっぷ。

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