白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2006年02月24日(金) 優しさと可愛らしさ

友人に宛てて「優しさと可愛らしさは比例しないよねぇ」なんてメールを書こうと思ったのだけど、いまさら書くまでもないか……とて思いとどまった。時に優しさは厳しさを伴い、可愛らしさは残酷さを伴う。しかしながら見ている人は、ちゃんと見ているものなのだ。ちゃんと見てましたよ…とは、なかなか面と向かって言えなかったりする訳だけど。

職場で隣の席のTさんが失恋してズタボロ雑巾のようになっている。私とCADの相棒は、その事について相談した訳でもなんでもないのだけれど、こここのところ馬鹿なことばかり言って道化てばかり。それもこれも男性達が現場に出ずっぱりだから出来る技。ふとした拍子に涙ぐんでいるTさんを見ると、他人事ながら困ってしまう。他人が泣いているのを見る時、その相手が嫌いな人だったら「泣いて済むと思うなよ。バ〜カ」と心の中で悪態をつくのに、好きな人だったら、オロオロしてしまうから不思議だ。

涙には人を惑わす力があるなぁ。

自分自身が最後に泣いたのはいつだったかなぁ…と思い返せば、年末まで遡ってしまって吃驚した。そう言えば結婚式の時も泣かなかったなぁ。小説や映画やお芝居といった架空世界で遊ぶ時は、大安売りで流せる涙も、現実世界となるとケチケチ大作戦。もっとも、それでも泣いてしまう事だって、ごく稀にあるのだけど。

私とTさんとは同じ年なのだけど、なんかこぅ…ほっとけないと言うか。しかしながら色恋沙汰には、とんと疎い人間なので何の力にもなれないのが残念だ。せいぜい週末に笑いのネタを仕入れておくのが関の山。早いところTさんが痛手から立ち直ると良いのだけれど……ちょっと時間が掛かりそう。

それはそうと週末である。明日は夜勤明けで魚河岸のマグロのように寝ているだろう夫を放置して図書館へ行ったり、食料の買出しをしたりと精力的に活動する予定。日曜日は夫の実家へ遊びに行く。あんまり寒くならないと良いのになぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年02月24日(火) 絵を貰う。
2003年02月24日(月) 冥利に尽きる。
2002年02月24日(日) 「生きると死ぬって何なんですか?」と質問を受けて。

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