白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2004年06月07日(月) 病床読書。

昨日はゲロッパと戦いながら1日中横になって本を読んでいた。

壇一雄『火宅の人』など。二日酔いに苦しみつつ飲んだくれな作家さんの作品を読むってのもなぁ……とは思ったが好きなんだからしょうがない。病の供は再読本に限る。乙女な母からは「そんな状態でも本が読めるだなんてねぇ」と半ば呆れられていたが、そんな時だからこそ読むのだ。ただでさえ気分の悪いときは、せめて気持ちだけでも楽しくありたいぢゃないか。もっとも、深刻な症状だったら、本を読む余力もない訳だが。

有吉佐和子だの、久世光彦だの、遠藤周作だのが「病床で本を読む楽しみ」について文章を書いていたけれど、実際のところ病床で本を読むというのは病気の時のお楽しみと言うか儀式のようなものだと思う。身体的な苦痛というのは、誰とも共有できない訳で、体調が最悪の時というのはとかく孤独に陥りがちだ。悶々と耐えるよりも道連れがいた方がいい。本でなくても漫画でもいいと思う。寝たままで自由になるもので、そこそこ夢中になれるのであれば。

などと訳知りなことを書いてみた訳だが、昨日のゲロッパの原因が二日酔いなので、偉そうなことを書けた義理ではない。

昨日はロクに食事ができなかったので、今朝の朝食の美味しかったことと言ったら! 大げさではなく感涙ものだった。しかも「日曜日はちょっと贅沢な朝ごはんにしよう」とて前日に「スーパーの食パン」を買わず、ちょっと張り込んでパン屋さんの贅沢食パンを買っていたのだ。予定より1日遅れになってしまったが、嬉しく賞味した。

そりゃそうと、体調を崩したおかげて肌がすっかり荒れてしまって吹き出物が花盛りだ。今週はちょっと節制していかなきゃなぁ……と心に誓いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年06月07日(金) 扇子

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