白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2004年01月22日(木) 妊婦さんの伝播

ここのところ私の周囲は出産ラッシュで、友人・知人に身篭っている人が多い。私も妊娠の経験こそないものの、親しい人の妊娠はとても喜ばしく、そうでない人の妊娠もそれなりに喜ばしく受け止める訳だが、妊婦さんと接していて不思議な共通点を発見した。

妊婦さんというのは何故、同性に、自分のお腹を触ってもらいたがるのだろう?

親しい友人のお腹なら「触ってみたい」と思うのだが、そうでもない相手となると、正直言って触りたいとは思わない。なのに妊婦さん達は幸せな笑みを浮かべつつ「ほら、動いた。ちょっと触ってみて」などと、生命保険のセールスレディにも負けないほどの押しでもって攻めてくるのだ。

妊娠という感動を「ねぇ、ちよっと聞いてよ」ってなノリで伝えたいという部分もあるだろう。また、もっと単純に「幸せを自慢したい」という気持ちもあるだろう。しかし、それ以上に動物的な本能が、彼女達を、そういう行動に駆り立てているんぢゃないか……と思ったりする。

妊娠、出産における感動と幸せを「産む性」を持つ同性に伝播させようとしているのではないか……と。

着実に子孫を残していかなければ種は絶えてしまう。子孫を残すのは生物の義務であると言ってもいいだろう。ゆえに身篭った女は、他の女に妊娠の喜びを伝えることで、新しい妊娠・出産を促し、子孫の繁栄を促進させているのではなかろうか。実際、妊婦さんと接していると、この世の中に子供を産むより大切なことなんて存在しないような気がしてくるから不思議だ。

閑話休題。

今日は本当に寒かった。今年1番の寒さだったとのこと。気温が極端に傾くのって、身体的には遠慮したい感じだけど、コミュニケーション的には、これほど盛り上がることはない。巷の事件や、流行の食べ物について語るよりも「暑い・寒い」を語る方が、ずっと盛り上がるし、何より失敗が少なくていい。今日は誰もが一丸となって「寒さを憎む」という目標に向かって進んでいるんぢゃないかと思った。

明日も寒いんだろうか? 今日より暖かいといいんだけれど。春が恋しいなぁ……だけど、あと2ヶ月もすれば木蓮の花も咲く。梅や桜だって、そうそう先の話ではないのだ。とりあえず暖かくなるのを、じっと待つべし……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年01月22日(火) ネットも「道具」に過ぎないのにね(昨日の話を引づりつつ)

白蓮 |MAILHP