白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年07月02日(水) 可愛いだけぢゃ物足りないし。

今日は、ふと気になんることなど。
一般的に女性は「可愛いもの」が好きだと言われているけれど
「可愛い」という言葉の使われ方は、あまりにも曖昧過ぎるような気して
イマイチ素直に受け入れられないことが多々ある。

例えば……
ピンクという色を指して「可愛い」と表現するのは理解できる。
しかし黒を指して「可愛い」と表現するのは、いかがなものだろう。
人の感性は色々なので、黒を見て「可愛い」と感じる人もいるだろうが
一般的には「かっこいい」とか「洒落ている」とか「素敵」と表現した方が
よほど適切だと思うのに、なにかデザイン関係を誉めるとなると
「可愛い」の一言で片付けられてしまう傾向にあるのは、どうしてだろう?
それって、あまりにも語彙が貧困過ぎやしないだろうか?

偏見かも知れないが始終「可愛い」を口にする人というのは
まずもって「可愛い以外の形容詞を使用しない人」のような気がする。
たぶん彼らの使う「可愛い」は「自分の好みである」という程度の意味なのだと思う。
自分の目に好ましく映る物は、とりあえず「可愛い」でくくっておけ……みたいな。

私は誰かと話をしていて「可愛い」を連発されると、ウンザリすることが多い。
どこが可愛いのか? どの辺が可愛いのか? 本当に可愛いのか?
……などと、どうでも良いことを考えて、思わず遠い目になってしまうのだ。
実際、可愛い攻撃でウンザリする時と言うのは
自分自身が、これっぽっちも「可愛い」と思えない場合が多いようだ。
可愛い攻撃の中にあっても対象物が心底可愛い場合は
流石に、そんな風には思わないから。

……とは言いつつ私も、心ここにあらずで「可愛い」を口にする事があるので
あまり文句を言えた義理ではないのだけれど。
たとえば同僚が髪型を変えた時は、とりあえず無難に「可愛い」と誉めているし。
気心の知れた友人の中には、闇雲な「可愛い攻撃」を好まない人もいるが
一般的には「可愛い」と言った方が、喜ばれる率が高いような気がする。

なんでもかんでも「可愛い」という言葉で表現するのって
昔からあったことなのだろうか?
それとも最近の流行なんだろうか?
私が、気になりはじめたのは、ここ何年間かのことなのだが。

まったくもって、どうでもいいような話なのだが
気になることを書いてみたとこで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年07月02日(火) アルコールとの付き合い方。

白蓮 |MAILHP