白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年05月08日(木) それはカタツムリの餌。

ぽつぽつと紫陽花が咲き始めると「そろそろ梅雨なんだなぁ」って覚悟ができる。
今のところ、咲き始めたといっても、緑色の小さな花の集合体……て感じだけど。
長雨は好きぢゃないけど紫陽花は好きだ。
毎日、花の色が変化していくところが良い。しかも長持ち。
こんなに長いこと楽しませてくれる花って紫陽花だけぢゃなかろうか。

子供の頃、紫陽花はチューリップに次いで嫌いな花だった。
じわじわぁ〜っと変化しながら、長持ちしてしまうあたりに
「シミッタレ」みたいな物を感じてしまって好きになれなかったのだ。
当時の私にとって紫陽花は、愛でる花ではなく、カタツムリの餌だった。
カタツムリの餌の分際で「6月の花」の代表みたいに出張っているところが
どうにもこうにも気に喰わなかったものなのに
いったい、いつ頃から好きになっちゃったんだろ。

紫陽花といっても、種類によって見た目が違うし
同じ紫陽花でも、土の具合によって色が変わったりする。
私が子供の頃によくみた紫陽花は、淡い色をしていたけれど
最近は、自己主張が激しそうな濃い色の紫陽花をよく見かける。

私の好きな紫陽花は神戸の北野町にある珈琲屋さんの庭先に咲いている紫陽花。
くど過ぎるほど濃い色をしているのだ。日本の花ぢゃないみたいに。
北野の街の雰囲気と、よく合っているようなバタ臭い色が素敵なのだ。
今年も観に行きたいなぁ……て・ゆ・か是非行こう。

年を追うごとに「花好き」になっていくような気がするなぁ……
花が好きなんだか季節を探してるんだか分からないようなノリがある。
こんなにまでして「楽しいこと」を探さなくちゃいけないものなのかと
逆説的な疑問を感じなくもないのだけれど
まぁ。楽しみは少ないよりも多いほうがいい訳で。
しばらくは紫陽花観察が楽しめそうだ。
まだ小さい蕾だが、徐々に大きくなって色づいてくるだろう。
来月末くらいまでは楽しませてくれるかのぅ。
あぁ。それにつけても、やっぱり紫陽花って……(以下省略)

さて。連休明けの長かった1週間も明日でオシマイ。
もうひと頑張りしなくっちゃね……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年05月08日(水) 退廃への憧れ。

白蓮 |MAILHP