白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2001年12月14日(金) 「望み」を映す「鏡」について。

昨日(日記日付的には一昨日の水曜)は映画を観に出掛けた。
水曜日はレディース・デイで映画が1000円で観れちゃったりするので
「あぁ。今の職場で、今の休日形態ってホントありがたい」
……ってな事を感じつつ、映画館へ。

観たい映画は色々あったのだけれど
今、いっとう観たい映画に突撃した。

『ハリー・ポッターと賢者の石』

いまさら、書くまでもなく世界中に「ハリポタ旋風」を巻き起こした
書店で「平積みコーナー」を独占しちゃっている、あの作品である。
原作本はまだ読んでいないのだけれど
本好き、児童文学好き、映画好き、ファンタジー好き、子供好き
……と私の「好き」が山盛になっているこの作品だけは
どうしても見逃せないと思ったのだ。

平日の昼間に、しかも冬休み前だというのに、映画館は超・満員だった。
50分前に到着したのに、すでに行列が出来ていたのには吃驚。
私は大の行列嫌いなのだけれど、仕方なく行列に並び……
収納場所に困るから、できるだけ映画のパンフレットは買わない
……ことに決めているので、うっかり買ってしまったりした。
行列&パンフレットで映画に挑むのは久しぶりである。

そして、魅惑の映画鑑賞タ〜イム♪

面白かった……想像していた以上に面白くて嬉しい誤算だった。
映像も、音楽も、役者の演技も、ストーリー展開も
エンターテイメントかくあるべし!
……ってなくらいに面白かった。
美しいファンタジー映像、ドキドキのストーリー、友情、成長。
「気持ちいい」要素がたっぷりと盛り込まれていて
奥深いタイプの映画というよりは、素直に楽しめる娯楽映画で
もう1回観てもいいかも。2が出たら(続きは出るそうです)行くかも。
……と思えるほどの作品だった。

作品の中で「見る人の望みを映す鏡」というアイテムが出てくるのだが
この使われ方が印象的だった。
最高に幸せな人は、そのままの自分の姿が映し出されるが
そうでない場合(たいていの人がそうだが)は「なりたい自分の姿が映る」
……という不思議な鏡である。

主人公のハリー・ポッターは家族を知らずに大きくなった子供なのだが
彼がはじめて、その鏡を見た時
鏡は父と母と主人公が寄り添っている姿を映し出す。
だが、ストーリーが進み
ふたたび主人公が「鏡」を観た時、鏡に映ったものは以前と違うものだった。
……主人公の「望み」が変わっていたのだ。

そうやって、みんな大きくなるんだねぇ……

ちょっと「ジーン」ときたエピソードだった。
今の私が、その鏡を見たら何が映し出されるのだろう?
映画が終わってから、つらつらと、そんな事を考えた。

ちなみに映画の中で主人公が「鏡」に魅入られてしまう
……というエピソードがある。

が。賢明な師の手によって「鏡」は取り上げらてしまう。
「鏡に魅入られる者もいるが、そうなってはいけないのだ」
取り上げられた「鏡」と主人公は再び出会うことになるのだが
「鏡」と再会した主人公は、もう「鏡」を必要としない少年になっていた。

うだだと書いてしまったけれど本当に良い映画だった。
「面白かった」とひと言で書いちゃいたいくらい良い映画だったのに
つい熱く語っちまったところで今日はオシマイ。

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そして、今日……帰宅した私を待っていたのは
「早めのクリスマス・プレゼント」だった。
贈り主は母。贈り物は「ハリー・ポッター」シリーズ既刊3冊。
流石は乙女だ。母、以外とやるなぁ。
そんな訳でも私は嬉しく「ハリー・ポッター」の世界を掌中に収めた。


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