白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2001年11月10日(土) 作文な気分

今日は無性に「作文」が書きたい気分なので
「作文風」に書いてみます。

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題名 『家が建つ』

私の仕事はCADオペレーターです。
CADオペレーターとは
CAD(キャド)と言うパソコン・ソフトを使って
色々な図面をトレースする人のことです。

私は、ある住宅会社に派遣されているので
毎日せっせと家の図面とか
パース(完成予想図)などを描いています。

「職業はなんですか?」とたずねられた時
「CADオペレーターです」と正直に答えると
「技術系の仕事はいいですね。難しそうですね」と言われることが多いです。
そんな時、私は曖昧に笑ってみせますが
本当のことを言うと、CADオペレーターなんてサルでもできます。
「技術系」だったり「難し」かったりするのは、原図を描く人であって
それをトレース(写す)するのは案外、簡単だったりするのです。

世の中、景気が悪いといいますが
新築一個建の家を建てられるくらいのお金を持っている人もいたりして
「この、ご家庭は、いったい何人家族なんだい?」
・・・と首をかしげてしまうほどの大豪邸も多いです。

家が建つ・・・あぁ家が建つ・・・
中原さんちの中也くんが、ポツリと呟いてしまった気持ち
ちょっとだけ分かるような気がします。
中也くんの詩は、なんとなくスカした感じがして嫌いだったのですが
このごろ、ちょっぴり好きになりました。
「大人になると好みが変わる」というのは
きっと、こんな感じなのかも知れないです。

毎日、立派な家の図面を描いている私は
八畳の居間兼寝室と、四畳半の個室(弟のもの)と四畳半の台所
・・・といった間取りの貧乏長屋で暮らしています。
ちなみに「まい・さんくちゅあり」は台所の片隅です。
通信販売で買った「本棚付きデスク」をアジトにしています。
手先の不器用な人間が組み立てた机は
本の重みで、このごろ、ちょっぴり歪んでいます。
いつか私がトレースするような家に住んで、立派な机が欲しいです。
そんでもって天井まで届く梯子の付いた本棚が装備していたら最高です。

それより、なにより山積みになった本を処分しなくてはいけません。
本の増えるスピードが速くて困ります。
もしかすると私の本達は、私に内緒で
夜中に、こっそり自己増殖しているのかも知れません。
そのうち、徹夜して見張ってやろうと思っています。
どうやって増えるのか興味深々です。

とにかく明日も頑張って、家の図面を描こうと思っています。

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・・・・・・なんだか変な調子だけど
まっ、いいか♪
今日の日記は、これでオシマイ。


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