メル子的日々思想

2001年12月17日(月) 音のない世界

今日のデジ写
ほんまパクりですみません。




は、はい、これはなんでしょう。
正解は、雪で作った鏡餅です。

とある人に、雪を見に連れて行ってもらいました。

実はメル子は冬が大好きです。
それは、雪が大好きだからです。
(チョコレートが好きだからという説もあり)

どのくらい冬が好きかって言うと、
冬は乾燥してアトピーが酷くなったり、
寒冷ジンマシンで体中酷いことになったり、
喘息が出て温かい部屋から寒い部屋への移動に苦しんだり、
通学時にジンマシンと喘息で大変な目にあったり、
それでも冬が一番好きな季節です、と言うぐらい冬が好きです。
夏は暑いといっても寒がりのメル子にはそれほどキツくもなく、
大して汗っかきでもないので見苦しいわけでもないのに、
春は花粉症と言っても軽度なものだし、
大好きな桜の咲く季節なのに、
秋は食べるものが全ておいしくて、
何より過ごし易い季節なのに、
それでも冬が一番好きな季節です、と言うぐらい冬が好きなんです!
(マゾではありませんよぅ)

下界ではまだちらちらとこぼれる雪すらお目にかかっていないのに、
天界では既に、辺り一面雪、雪、雪…

歩けばギュッ、ギュッ、って。
手にすくって、バッと空へ…そうしたら、
キラキラ…って光って落ちていく、あの雪。

誰もいない、誰も来ない、
夜中にそんな空間で、
闇の中に白い雪、
暗いはずなのに、とっても明るい。
白い上に動物の足跡が。
うさぎとか、イノシシとか。

そして、そこだけまるで違う世界のよう。
日常から離されたここはまさしく非日常。
立ち止まってみる。
言葉じゃとっても言い表せない。

音が、ない。
あるとしたら足音と、
立ち止まって聞こえるのは雪のとける音だけ。

たまに来る所なんだけど、
普段とは全然違う。
異世界に迷いこんだみたい。
ここにだけ、違う次元でものが存在しているようで。

音はどこへいってしまったんだろうか、考える。
そう、それはきっと、雪が全部吸いこんでしまったんだろう。

月明かり、空にいっぱいの星、
そして辺り一面の雪。
下界を見下ろすと、生活の明りがともっていた。
あぁ…

本当に言葉じゃ言い表せないです。
その景色に、雰囲気に感動して、
胸がいっぱいになった。
今でも目をつぶれば、
そう、絵本の挿絵のようにキレイに、
私の中には映ってます。

こんな景色を見せてくれてありがとう、
教えてくれてありがとう。
本当に感謝してます。

あーあ、雪国の人たちから見れば、
きっとこんな文章を書いていること自体
奇妙な感じなんだろうなぁ。


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