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2006年05月11日(木)[アメリカという国

※注意書き※
今日の日記は、私の個人的意見で占められています。
多少過激な表現もあるかもしれないし、褒められたことでもないことが
書いてある可能性があります。


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ART HISTORYのクラスで、ボランティアなどが大好きな先生が
あるDVDを流した。
それは、スーダンのDurfurってとこで起きてるgenocide=虐殺についてのDVD。

その虐殺を止めるために、ポストカードを議会のブッシュ大統領に送り
正義を貫いてもらおうというもの。
その試みの中で、U.S. HOLOCAUST MEMORIAL MUSEUMという
場所が出てきて愕然としてしまった。
なぜだかわからないけれど、虫唾が走った。

どうして彼らがそんなものを作ってるのか。

戦争で潤い、石油のために戦争をするような国が
なぜそんなものを作っているのか。
過去の戦争の反省もせず、勝つことこそ正義、力こそ正義とするこの国が、
広島と長崎の反省もせず、20万人とも言われる犠牲者を出した、
未だにあれを正しい判断だったとのうのうと言ってのけるこの国が、
なぜそんなものを作っているのか。

どこの厚顔無恥だ。

だがもしかしたら、と思い、
U.S. HOLOCAUST MEMORIAL MUSEUM(http://www.ushmm.org/)の
ウェブサイトを見てみた。
広島や長崎のことが書いてあるだろうかと。
一言でもアメリカのやり方を批判した文はあるのだろうかと。
でも探して見つかったのは、1ページの第二次世界大戦の説明と、
8行の原爆についての記述だけだった。

あれは虐殺ではなかったのか?
あの時亡くなった人々は、innocentではなかったのか?
それは、守るべき人々ではなかったのか?
大義名分があれば、虐殺は構わないのか?

DVDを見ている間中、ずっと気分が悪かった。

自分たちもinnocentであると胸を張って、
「虐げられている人々を救う」その行為に酔って、
アメリカがどれだけの戦争をしてきたか
どれだけ殺してきたかにまったく目を向けない人々がそこにいたから。


こういう時、私はとことん日本人だったんだな、と思う。
アメリカに住んでも、考え方だけは変えられない。
いや、変えたくなくなったのかもしれないなぁ。


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