| 2003年05月01日(木) |
ここまできたらやり遂げよう |
昨夜は自分を戒めるべく働いてきました。だけど元気な私。
本日はドキュメンタリー風で。長いです。<(_ _)>
夜勤明け。 これで今日から3日まで休み。v( ̄∇ ̄) いつものごとくネットを繋ぎ、メールチェックし タバコ片手にぼへらーっとしていると、だーりんから電話。 何やら、今日はもう仕事がないので昼には帰るとのこと。 しばらく休みだし、引きこもりもアリかしら?なんて 自堕落なニョーボがインドアに向けた計画はこれでパア。(爆)
昼に帰って来ただーりんの第一声。
「温泉!!!温泉!!!♪」
この雄叫びにより、午後から温泉の旅に出発。 ここのところの温泉めぐりに味を占めた私達は 新たな未踏の温泉を探索することに。
まずは腹ごしらえがてら こないだまで閉鎖していて最近再開したという中山峠を目指す。 ここの「揚げ芋」は北海道じゃ結構有名。 3個で一串280円という値段はけして安くはないが まあ再開の記念ということで一応食べておくことに。 さすがに結構な混み具合でしたが、まだ平日ということで余裕。 峠に行く前に買っておいた温泉ガイドを 揚げ芋食べながら広げて行き先を決定する。
時刻はすでに3時を回っていたため、遠くは難しい。 なるべくここから近場がいいと ペラペラガイドをめくって決めたのが京極温泉。
京極町は水が美味しいので有名らしい。 羊蹄山の伏流水が流れるふきだし公園では 水を汲みに来る人があとをたたないそうな。 ポリタンクでも車に積んでいれば私達も汲みに行っていたであろう。 残念無念。
水はあきらめ、温泉施設へ。 入浴料は500円。まあ天然温泉でこの値段は妥当である。 お湯は無色透明のナトリウム硫酸塩水。 入ると小さい傷や掻いたあとなんかがピリっと沁みる感じがあるが 最初だけであとは気にならない。
平日の遅い時間とあってか人もまばらでゆったり入れた。 なんていっても素晴らしかったのは露天風呂。 湯につかりまどろみながら辺りを眺めると 目の前はまだ雪でところどころ白い山肌の羊蹄山。 おまけに今日は五月晴れといわれるほどの良いお天気。 傾きかけた太陽の柔らかい光に照らされ 無色透明の湯面はキラキラ、ゆらゆら・・・。 あまりの景色の美しさと湯面の光のゆらめきのバランスの良さに 心から日本人に生まれて良かったと思った。
ドライヤーも無料で使えて、休憩室も広々でなかなか。 ただ、貴重品のコインロッカーが有料だったのが唯一残念なところか。 まあそれ以外は充分満足できて京極をあとにしたのだが ここで速攻帰るには中途半端な時間であるし場所でもある。
そこでだーりん、さっき寄った中山峠で持ってきた 「道の駅スタンプラリー帳」を眺める。
北海道には64箇所の「道の駅」がある。 まあいわゆるドライブインなのだが トイレが24時間使えて遠出の時は 便利な施設というイメージしか私にはなかった。
だーりんは、中山峠でこのスタンプ帳を見て 「今年の目標ができたぞ!!!」と叫んでいた。
そう、今年中に64箇所のスタンプを集めまくるという目標である。 そういうのもなかなかアホらしいけど楽しそうだと私も思った。
さっき、中山峠で最初のスタンプを押してきた。 できれば今日中にもう一箇所くらい行っておきたい。 そこでナビで検索した結果、一番近い道の駅は余市。
余市には以前の温泉検索で候補にあげていた 「フゴッペ川温泉」もある。 スタンプも押せて、温泉ももうひとつ制覇できる。 余市だ!!余市しかない!!!( ̄ー☆キラリーン
京極から余市までの道のりは、北海道らしくどこまでも続く広い大地。 夜勤明けの私はここでとうとうダウン。 大口開けて爆睡しているうちに道の駅に着いていて だーりんがしっかりスタンプゲットしていたところであった。
すでに時刻は7時を回っている。外は真っ暗だ。 温泉に行く前に、腹ごしらえしようと余市駅前の食堂に入る。 ここで気になったメニューは「鮎料理」。 私は38年生きていて「鮎」という魚を食べた事がない。 海老天丼にしようと思っていたのだが興味津々で 鮎天丼を頼む事にした。だーりんは鮎の姿寿司。
さくさくの衣にホクホクの鮎。うん、臭みもなくて淡白。美味い。 だーりんの鮎寿司も酢でしめた鮎がやわらかくて美味。
すっかりお腹も膨れた私達はいよいよ今日の大トリ フゴッペ川温泉を目指す。 しかし、今日は資料も持ってきていないし場所がわからない。 ガイドにもナビにも載っていない。困った。 そこでナビで「フゴッペ温泉」と入力し探してみることに。 すると・・・何やら読めない漢字の場所が一件ヒット。 でも、確かにその漢字の前には「フゴッペ温泉」と書かれている。
よし、ここに行ってみよう。 温泉を書いているからには温泉のはずだ。そうに違いない。 そこでナビで目標設定。あとは案内通りに走れば楽勝だ。 最初は普通の国道の広い道を走っていたのだが そのうち、細い脇道に右折しろとのナビ様の案内。 ナビ様を信じきっている私達。 細くて街灯もまばらで暗い寂しげな道を走りながら
「もしかしたら、スッゴイ秘境かも!?」
と、はしゃいでいた温泉マニアに成り果てた夫婦。 かなり奥まで走っていくと、数百メートル先を左折しろとナビ様。
思わず私達 「えっ( ̄□ ̄lll!!ここ入るの!!??」と。
そこは舗装もされていない車がやっと一台通れるかの細い山道。 ナビ様も「地図に掲載されていないルートです。あとはガンバレ」みたいな 無責任な感じなことを言っている。なんてナビだ!
でも確かに看板が出ている。 でもライトも消えてるし、その看板も古いしボロいし。 怪しい。怪しすぎる。
しかしここを過ぎたら温泉があるんだと まだどうにかわずかに信じていた私達は その細い山道に入って行くのであった。
だが走っても走っても、温泉らしきものはない。 真っ暗だよ。怖いよ。熊とか出てきそうだよ。 灯りが見えたと思ってほっとすれば民家がぽつんぽつんとあるだけだった。 さすがにこれは参った、と仕方なく来た道を戻ってきたのだが さらにまた温泉を求める元気はすでに2人とも無くなっていた。
時間も時間だし、札幌へ帰ろうと車を走らせると 「遠回りだってば。引き返せや、コラ(←こういうニュアンスで聞こえた」 ナビの奴が威張って言うので 仕方なくUターンしようとハンドルを切ったのだが 回りきれず、縁石にフロントエアロ部をゴリっ!!!!
( ̄□ ̄lll!!
幸いこすっただけで壊れはしなかったが 実はこのフロントエアロパーツ、先週新しくつけたばっかりだったのだ。 冬の間にバキバキに壊して、そのままにしてたのを やっとこの間取り付けたばかりだったのだ。
「もうこんなとこ来るもんかーー!!!!」
だーりんの悔しそうな、泣きそうな顔を見て 思わず心の中で合掌。お気の毒に・・・・。
最後の最後で散々だった温泉めぐりの半日ではあったが これで今年のレジャーのメドはたったことになる。
その1:道内温泉制覇
その2:道の駅スタンプラリー制覇
道外への旅もいいが、こういうのもなかなか良いではないか。 なにより、休みが合わない、長期の連休がとれない私達にとっては 日帰り、もしくは一泊程度で済む方が予定を立てやすい。 それに半日あれば近場なら最低2件は回れるのも実証済。 1,2日あったら・・・すごく回れるじゃないか。v( ̄∇ ̄)
今年のボーナスは、温存。 これから年末までの温泉、道の駅めぐりにちびちびと使おうと思う。
今回、デジカメを忘れ おまけに携帯までど忘れしてしまい、全く写真が撮れなかったのが悔やまれる。 今度は忘れないように肝に銘じて。
温泉のPage、いつか作ります。必ず。
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