| 2008年05月22日(木) |
エライ目に遭いました。 |
夕方。保育園にユウを迎えに行った時の事です。
保育士さんにご挨拶して、ユウと手を繋いで車へ。いつものように、荷物を助手席に乗せてから後部座席のドアを開け、ユウを抱えてチャイルドシートへよっこいしょ。この時に、何やら『がちゃ』という音がしたような気はしたのです。でも 「ん?今何か音がした?」 ぐらいの感じで、あまり気にしなかったんですね。後になって思えば、これが騒ぎの始まりでした。
ドアを閉めて、さて帰ろうね〜と車の後ろを回って運転席のドアを開けようとしたら……開かない。
……………………へ?
カギがかかってる。
え、なんで?
しばらく考えて、はたと思い出したのがさっきの『がちゃ』という音。あれってもしかして、カギがかかっちゃった音だったのか?
そして肝心のカギはというと……………………
車の中。
さーーーっと血の気が引くような気がしました。判りやすくいうなら、ちびまる子ちゃんの「顔に縦線入ってる状態」です。
なんで?と思うでしょう?状況をご説明しましょう。
車はもちろんキーレスエントリーなんですが、それでカギを開けた後ユウをチャイルドシートに乗せる時に、カギを一旦シートに置くんですね。後部座席の、チャイルドシートを置いてる脇のほんのわずかなスペースに。それをユウが手にとって、私がチャイルドシートのベルトを留めてる間に 「ママちゃんの〜」 と言いながらポイっと助手席に投げ込むのが、最近のお決まりだったんです。
普段からカギで遊ぶのが好きなんですが、持って歩き回ってて転んだりしたら大変な事にもなり兼ねないので、普段はごまかして上手いこと回収するんですね。でもこの時だけは別。だってユウがカギを手にとっても、そのままチャイルドシートに乗せるんだからこけたりとかの心配もないし、最近のユウは『自分は後ろでママは前』と座る位置を認識したらしく、 「ユウちゃん、ここ!ママ、そっち!」 と楽しそうにおしゃべりするんですよ。で、その流れで 「これ(カギ)はママの物だから前の席に」 というつもりで 「ママちゃんの〜(助手席にポイ)」 とやってるわけです。
で。
どうやら、この 「ママちゃんの〜(ポイ)」 の時に、偶然にもユウがキーレスのロックボタンを押しちゃってたようなんです。その音が『がちゃ』。
状況はなんとなくわかりました。でも、どうしたらいいの?と固まる事しばし。あ、今閉めたドアは開いてるんじゃないの?と思って試してみましたが、ロックされた状態で閉めちゃってるんですから開くわけがない。
え、えーと……………………(汗)
予備の鍵は、次郎君が持ってる。電話して持ってきてもらう?あ、でも携帯電話も車の中だし、番号も覚えてない。こういう時って、JAFを呼ぶの?それとも鍵屋さん?どっちにしても、番号もわからなけりゃ電話もない。
あ、電話は保育園で借りれば良いのか。でもどこにかけたら……と考えて、気付きました。ここのすぐ近くに、この車を買う時にもお世話になった、もう10年以上の付き合いの車屋さん(正確には整備工場)があるじゃないか!!
なんなら走ってでも行ける距離だったんですが、とりあえず保育園の事務室で電話番号を調べてもらって電話してみました。状況を説明したら 「かっこわるー」 と笑いつつ(苦笑)すぐ来てくれたんですが……
昔の車なら、窓ガラスに沿って薄い定規みたいな物を差し込んでガチャガチャやれば簡単に開いたらしいんですが、最近の車はそうは行きません。ほとんどがキーレスエントリーになってるし、私の車もそうなんですが、盗難防止のセキュリティシステムが付いてる。下手に開けようとすると、車が異変を察知してクラクションが鳴り響くシステムになってるんです。
でも、いくら真夏ではない時期のしかも夕方とはいえ、締め切った車内は結構暑いはず。ユウが乗っちゃってる以上、時間的にも余裕がない。
とりあえず、工場のおじさん2人が、なんとかセキュリティを作動させずにカギを開けようと挑戦してくれる事になりました。この頃になると、さすがにユウも何か変だと感じたらしく、チャイルドシートの上でしきりにジタバタしながら今にも泣きそう。うわーん、ごめんよ〜(><)
オロオロしながらおじさん達の作業を見守ってたら、保育園の事務員のおばさんが帰ろうと出てきました。 「どうですか?」 と聞かれたので 「今、頑張ってくださってます」 と話してたら、整備士のおじさんが 「予備のカギはないの?」 と聞いてきました。
鍵は次郎君が持ってて、でも携帯が車内なので電話番号がわからないんです…と説明してたら、事務員さんが言いました。 「もしかして、緊急連絡先でご主人の携帯の番号書いてない?」
……書いてる!!
ユウに何かあった時の緊急連絡先として保育園に3件提出してあるんですが、それが確か私と次郎君と実家の母の携帯の番号だったはず!
急いで事務室に戻り、事務員さんに連絡簿を出してもらう。
あったーーー!!!次郎君の携帯の番号!!!
実は、今日は次郎君は仕事じゃなくてゴルフだったんですよ。何時に帰るかは聞いてなかったんだけど、運がよければもう帰宅してるかもしれない。ただし、運が悪ければまだ市外のゴルフ場。頼む!と思いながらかけたら……留守電!どうしよう!と思わず切った私に、事務員さんが 「とりあえず留守電に入れておいたら?」 「でも、それを聞いて電話をくれても、私の携帯も車の中なんです」 「だから、コレを聞いたらカギを持って保育園に来て下さい、って入れておいたらどうかしら」
それもそうだ。次郎君が来てくれる前に開いても、それはそれで問題ないし。
というわけで再びかけたら…今度は出てくれた!しかも 「今どこ!?」 と聞いたら、返ってきた地名が近かった!保育園から車で10〜15分程度の場所だ! 「今すぐ保育園に来てーーー!」 と事情を説明。 「どうやったらあの車でそれができるんだ?」 と呆れつつも、来てくれる事になりました。
表に戻って整備士さん達に話すと 「良かった〜。もう最悪の場合はクラクション鳴り響くのを覚悟で窓を割るしかないかとまで思ってたよ」 と言われてまた血の気が引きました(苦笑)近所迷惑だわユウは絶対泣くわ(ってかもうすでに泣いてるけど)修理費はかかるわ、大変な事になるとこでしたよ。
帰ろうと出てきた保育士さん達も代わる代わる窓の外からユウをあやしてくれて、最終的には、一番若い保育士さんが次郎君が来るまで付き合ってくれました。
「役に立たなくてごめんね〜」 と帰る整備士さん達に平謝りして、待つ事10分ちょっと。次郎君が来てくれた時にはもう私も泣きそうでした(苦笑)無事開いてユウを出してあげられたのを見て、保育士さんも帰っていきました。もう本当にありがとう。ごめんなさい。
しかし、ここからも大変でした。ユウ、ものすごく怒ってます(^^;
ドアを開けてチャイルドシートから抱っこした時こそ 「うわーん、怖かったよー!」 みたいな感じで私にひしっと抱きついてきたのですが、そばに次郎君がいると気付いた瞬間に 「パパー!」 と手を伸ばして次郎君に抱っこ。で、そこから離れようとしない(苦笑)
一段落して、じゃぁ帰ろうか、ユウおいでーと呼ぶも、次郎君にがっちりしがみついたままものすごく怒った顔で私を見て 「いや!」 と断固たる口調で拒否。い、いやって言われても……(汗)じゃぁ次郎君の車にチャイルドシート移してそっちで帰る?と聞くと 「いや、俺もちょっと大変な事になってるから戻りたいんだけど」
あれ?そういえば朝からゴルフに行った時と服装が違う。仕事の作業着じゃないけど、もしかして仕事中だった?
「いや…確変かかったまま出てきてるから」
パチンコかい!!
がっくり力が抜けましたが(苦笑)勝ってるらしいのでまぁいいかという事にして、じゃぁユウを私の車に乗せないと。
しかし、絶対ヤだ!とばかりに次郎君にしがみついて離れません。明らかに、ものっすごく怒ってます。 「おうち帰ってアンパンマン見ようか」 とか 「帰っておやつ食べようよ」 だの、一生懸命なだめたのですがイヤイヤの連続。結局 「じゃぁおばあちゃんちに行って、ヤクルトもらおう。ね?」 という言葉にちょっと反応したので、半ば無理やり車に乗せてしまいました(^^; 当然大泣き。でも走り出したら5分もしないうちに 「バス、来たー」 「トラック、おっきーねー!」 といつものようにはしゃぎだしたので一安心。
2歳児でもあんなに怒るんですね……(--;
私の実家(自宅より近い)について、残念ながらヤクルトはなかったのですが(いつもはかなりの確率であるのに)頂き物だというおはぎと牛乳をもらってやっと機嫌が直りました。母にさっきの騒ぎを話すと 「それで、お風呂に入ってきたの?って思うぐらい髪が濡れてるのね」 と呆れ顔。かなり汗かきましたからねぇ…。
保育士さん達にも整備工場の人達にも言われましたが、これが真夏とか、今の時期でも真昼間じゃなくて良かったです、本当に。結局30分近く車の中に閉じ込める羽目になっちゃったんですよ。いくらロックしちゃった経緯が偶然の産物とは言っても、母親(私)の過失である事に変わりはありません。とにかく反省です。明日の夕方にでも、整備工場と保育園に菓子折りでも持ってお詫びに行かねば。
…っていうか、結局整備工場のおじさん達には料金とか払ってないんだよね。結果的には合鍵で開けたから工賃とか発生しないのかもしれないけど、多分本来ならそろそろ仕事が終わるって時間に、すぐ近所とはいえ出てきてもらったんだから、やっぱりここは手ぶらで済ませるわけにはいかないでしょう。
ちなみに、先週の結婚記念日に行きそびれた分、今日は外食しようという予定だったのですが、次郎君がパチンコで勝ったお金でおごってくれました(笑)正直、私もあの騒動の後で料理を作る気力はもうなかったので、ちょうど良かったかな…(^^;
|