| 2007年02月09日(金) |
家族計画にまで口出されたくないよなぁ。 |
ここ数日話題になり続けている柳沢厚労相の発言について、あさみさんの日記になるほどなぁと思ったので、ついでにちょっとコメント。
先日の『産む機械』に続いて『子供は2人以上が健全』とのたまった今回の発言。
なんつーかねぇ・・・・
この人は、反省という言葉を知らんのか?学習能力がないのか?
発言全体を見れば、言ってる事はほとんど正しいのですよ。結婚のために生活を安定させたいと願う若者に雇用の場を、とか、育児休業中の経済的支援を、とかね。
なのに何故、そこでわざわざ『健全』なんて言葉を入れてしまったのか。
今回の一連の問題を見てて思うのは、そもそもこの柳沢さんという人が厚生労働大臣に不適切だったという事。これまでの発言を見てれば判るけど、この人はまったく悪気なく 「出産・育児は女性の仕事」 「子供は2〜3人いて当たり前」 「結婚して子供を持つのが当たり前」 と思ってるのだ、きっと。 「男も女も結婚して子供を持って一人前」 「子供は1人?2人目はいつ作るの?1人っ子じゃ可哀相だよ」 「男が育児休暇を取る?なんで?奥さんは育児しないの?」 なんの悪気も含みもなく、そう思ってしまう人なんだろう。
今回の騒動の根っこは、この柳沢氏という人がそういう30〜40年前の価値観のまま、厚生労働大臣という要職についてしまったのが間違いだったという点だ。そういう意味では、安倍首相の任命責任が問われるのもやむなしと言うべきか。
女性を機械に例えたのが悪かったわけじゃない(不愉快にはなったけどね)。子供は2人以上が健全だと言ったのが悪かったわけじゃない(余計なお世話だけどね)。そんなの、ちょっと頭の古いセクハラ親父なら年中口にしてるさ。
問題なのは、そういう価値観の人が政治家になり、少子化対策担当なんてやってる事だよ。そして本人が、その問題点に気付いてないってとこだよ。
これ以上余計な事を言う前に自ら辞任して、誰かに任せた方が、いろんな意味で世の中のためだと思うんだけどねぇ。
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