| 2006年04月23日(日) |
実際は次男の嫁なんだけどね。 |
昨夜、日記を書き上げたのが夜の1時過ぎ。それからちょっとネットして、 「明日もあるんだから程々にね〜。先に寝るよ〜」 と次郎君にメールして寝たのが2時過ぎ。
10分後に鳴り響く次郎君からの着信音。
は!?
と思いつつ出たら 「今、もうファミマ(うちから車で10分かからない最寄コンビニ)まで帰ってきてるんだよ。駐車場でつい○○さんと話してたら遅くなった。今から帰るから、お湯沸かしといてくれない?」 「へ?お湯?」 「うん。なんか腹減ったから、カップ麺食って寝る。よろしく〜」
・・・・・・まさか火をつけたまま寝るわけにもいかないし、自動的に『起きて待ってなきゃいけない』って事になるじゃないのよ、ちょっと。
仕方ないので、ヤカンを火にかけて待つ事しばし。結局次郎君がカップ麺を食べる間付き合って、寝たのはもう3時近くでした。
そりゃー今朝起きれないはずだよねぇ(苦笑)2人してギリギリまで寝て、なんとか起きてだらだら準備。しかも集合時間を勘違いしてた次郎君が準備にかかるのが遅くなり(笑)送迎バスが来てる所に到着したのはうちらが最後でしたよ。
今日は、次郎君の実家の法事でお出かけです。
次郎君って名前の通り次男なんですけど、長男であるお義兄さんがなんと婿養子に行ってるので事実上長男扱いなの。つまり私も『長男の嫁』みたいなもん。将来的には義両親の面倒もみなきゃいけないみたいだし、こういう場ではお義兄さんが来ててもお客さん扱いになるの。ちなみに今日は、お義兄さん夫婦は仕事の都合で不参加。ちょっと残念。お義姉さん好きなんだけどな。
っつか、正直言うとそういう『長男の嫁』とかいう考え方や扱いそのものに私はなじめない。田舎に行けば行くほどそういう考え方や風習は残ってて、結婚前にもその空気は薄々感じてたんだけど・・・・・実際に結婚してみたら、予想以上の『長男夫婦』扱いでしたね。次郎君は軽く考えてるみたいだけど(と言うか、そういう土地で育ってきてるからその考え方が染み付いてて、私がそれに違和感や拒否感を感じてるって事が理解できないらしい)、お義母さんが何かの拍子に言った 「次郎はうちの跡取りだから」 という言葉に私がどれだけ愕然とした事か。
将来は両親の面倒を見なきゃ・・・ってのはいいんですよ。それを言うならうちだって、うちは私と妹の恵美子の2人姉妹だから、将来両親に介護が必要になったら2人でどうにか(身体的にか金銭的にかはともかく)面倒を見なきゃいけないでしょう。でもそれを『長女だから咲良がよろしくね』って言われちゃうと 「え?」 って思う。だって恵美子だって同じように育ててもらったでしょ?って。それと同じで『長男夫婦だからよろしくね』って言われちゃうと・・・・・違和感があるの。同じように育ててもらったんだから、お義兄さんにも義妹(と言っても私より年上)のマミさんにも同じように考えて欲しいんだけどなぁ。
でもお義兄さんに関してはもう義両親2人自身が 「一郎は婿に行ってるから」 で対象外って感じだし、マミさんについては・・・・1回結婚したんだけど、離婚して息子2人を連れて実家に帰ってきてるんだよね。今のとこ再婚のアテも予定もないみたいだけど、こればっかりはいつ何があるかわからないし。
お義父さんはもう70超えてるから、いつ何があってもおかしくないしねぇ。食べ物のアレルギーもあるから、次郎君いわく 「案外そーゆーのでポックリいくかもしんないな」 ・・・だそうだけど。さすがにそれを期待しちゃう程私も鬼嫁にはなれませんし。(大体、今の状況で例えばお義父さんが寝たきりになったりしたら、やっぱお義母さんかマミさんがメインの介護士になるよねぇ)
話を戻して。
行き先は、県南の天草という海沿いの町。旅館の1室を借りての宴会です。本当なら次郎君の実家でやるんだろうけど、部屋も狭いしお義母さんの準備や片付けも大変だし・・・というわけで外部でやる事にしたんだって。うん、もし実家でやる事になってたら私も手伝いに借り出されてただろうから、そうならなくて良かったわ。(一応もう9ヶ月に入ってるんでお義母さんとかは「手伝わなくていいよ」って言ってくれるだろうけど、他の親戚とかも来てるのに本家の嫁がただ座ってるわけにはいかないでしょう。手伝わなくていいと言ってくれてるし実際に手伝える状態じゃないのに、手伝わざるを得ない・・・って一番しんどい状況じゃない?)
旅館の送迎バスだったんですが、もうすでに他の親戚の皆さんは乗り込んでお待ちなわけですよ。 「すいませ〜ん」 と謝りながら乗ったら、お義母さんが 「咲良ちゃん、1人がけの席の方がラクでしょ。ここ空いてるから」 と示してくれたのが前から2番目の1人がけ席。確かに、バスに酔いやすい方だから前の方の席がいいし、この状況で次郎君と隣合わせに座れるとは思えない。よくわからない親戚の誰かの隣に座るよりはそこに座った方が良さそうだな・・・と瞬時に判断し、素直に 「わーありがとうございますー」 とその席へ。
通路を挟んで向こうにお義母さん、前の席には年齢的には“おばーちゃん”って感じの親戚の女性。さて出発です。
お義母さんに 「そうやって座ってると、あんまりお腹がわからないわねぇ」 と言われました。ん〜確かに、座ってると目立たないかもね〜・・・なんて思いながら 「あ〜会社でも時々言われます〜」 なんて答えてたら、前の席のおばーちゃんが振り返って言いました。
「でも顔は太ったねぇ」
・・・・・・昨日、職場の人の二次会では 「お腹以外はあんまり変わってないね」 って言われたんだけど・・・・・でも正直、自分でもちょっと顔が丸くなったな〜とは思ってたし、こないだ実家のお母さんにも言われたし、やっぱそうかな〜。
・・・・っつーか、この人誰?
なんか見覚えはあるから、結婚式かお盆かお正月かに集まった時にその場にいた人なんだろうけど、名前とどういう繋がりなのかがわからない。そーゆー人になんの遠慮もなく 「顔が太った」 と言われてしまうこの不快感(苦笑)
予想以上の移動距離(小1時間ぐらいだと思ってたら1時間半近くかかりやがった)と、バスの乗り心地の悪さに危なく酔いそうになりながらなんとか到着。
・・・・・・建物が古い。そして小さい。
なんつーか、旅館っちゅーより民宿みたいなイメージ。なんでわざわざここにしたんだろう?
とりあえずお茶など頂いてる間にお膳の準備をしてくれて、2階の座敷にて宴会スタート。しかしこれがまた・・・・・とんでもない量の料理ですよ?
小さいとはいえタイの尾頭付きの塩焼きが1人1尾。太巻きが1本(しかも切ってない)。更に稲荷ずしが3個。伊勢えびの半身。刺身がなぜか2皿。タコの煮たのとか豚の角煮みたいのとか煮豆(甘いの)とか酢物とか小鉢が数種類。お吸い物やら茶碗蒸しやら。分厚く切られた羊羹がどっしり2切れ。
どう考えても持ち帰る事を前提とした量とメニュー。さりげなく周囲を見たら、あぁやっぱり。お膳の下に持ち帰り用の発泡スチロールのパックとビニールの風呂敷とビニールのバッグが。うわ、しかも果物が入ってると思われる箱まである。
久しぶりに見たな〜。こーゆー宴会(--;
お義母さんとマミさんがメインで動き回ってくれたので、私はお言葉に甘えてほとんど手伝わずに座ってました。大抵の事は旅館の人がしてくれたしね。
次郎君のイトコにあたるアイさんは、1歳半の双子の女の子のママ。人懐っこくて誰にでも喜んで抱っこされるリカちゃんと、ちょっと人見知りが激しくてしばらくはパパべったりだったエリちゃんの双子なんですが・・・・・このエリちゃんが、ある程度時間が経って場の雰囲気に慣れてきたら、割りと気軽に人に寄ってくるようになってきたんですね。
なのに、そこにいた親戚の中で唯一次郎君にだけは絶対懐かないの(笑)
気にはなるみたいで、ちょっと離れた所からじーっと見てはいるんだけど、次郎君が『おいで』って感じに手を広げても逃げるようにパパの後ろに隠れちゃうし、近づきすぎるとついには泣き出す始末(苦笑)パパの腕の中で、そりゃーもう荒川静香さんもびっくりってぐらい上半身をのけぞらせて逃げようとするんですよ(爆)
これは・・・・なんかこーゆー風景をつい最近どこかで見たぞ?
しばらく考えたら思い出しました。こないだハウステンボスでリナ達と会った時のしーちゃんのリアクションと一緒なんだ。
「・・・・なんか次郎君って、小さい女の子に嫌われるね」 「人見知りする子だけダメなんだよ。リカの方は素直に寄って来るじゃん」
双子のパパにも 「こんなに嫌がるのは親戚内では○○さん(今日は不参加)と次郎さんだけだなぁ」 と爆笑されてました。なんか本能的に危険を感じるのか?(笑)
話してたら、アイさんとこに残ってる新生児グッズをいくつか頂ける事になりました。偶然にも知り合いの所で双子が産まれた家があったらしくほとんどはそっちにあげちゃったそうなんですが、残ってる物も結構あるそうで。
あ、ちなみに宴会中に次郎君に聞いたら、バスの中で私の前の席に座ってた女性は『隣のばーちゃん』でした。なんでそんな人まで法事に来てるのさ!?遡ったらどこかで繋がってるのか?
食べるだけ食べてしばらくまったりしてたら眠くなっちゃって困りました。結局昨日は2人揃って3時過ぎに寝たんだもん。次郎君が私に寄りかかるようにして寝ちゃったので、まぁいっか〜と隅っこで2人で寝てましたよ。
3時間近く経ってようやくお開き。予想通り大量の『お持ち帰り』を持たされて、また乗り心地の悪いバスに揺られて帰ってきました。帰りのバスではほとんど寝てました。
それにしても、なぜわざわざあんな遠出してまであそこだったんだろう?天草(海沿いの町)だからお刺身は確かにおいしかったんだけど、それ以外の料理はたいした事なかったし・・・・・正直、稲荷ずしと煮豆なんて、時々お義母さんが作ってくれるやつの方がよっぽどおいしかったと思うし。実家での準備や片付けが大変っていう理由だけなら、熊本市内でもうちょっとおいしくて便利な場所が他にもあると思うんだよなぁ。
疲れて帰ってきて、本当ならすぐにでも家に帰りたかったんだけど、成り行き上次郎君の実家に寄る事に。そこの旅館で作ってもらって持って帰ってきたというヒラメのお刺身とか、持ち帰りだった巻き寿司や稲荷ずし、お義母さん手作りの筍や里芋の煮物、そーゆーいろいろで叔父さん達(主にお義父さんの兄弟)のみで二次会。
・・・・・・やっぱお義母さんの煮物、おいしい。
途中で、これまた次郎君のイトコに当たるカズさんが彼女を連れてやってきました。えーと、さっき出てきたアイさんのお兄さんで、カズさんのお母さんがお義父さんの妹さんなんだったかな。でももう7年ぐらい前に亡くなってて、お父さんももうかなりご高齢で入院中なんです。だからお義父さんとお義母さんも含めた叔父・叔母達が親代わりみたいな感じで、今度カズさんが結婚しようと思ってる女性をこの機会に紹介するから・・・みたいな感じで連れてくる事にしたらしい。カズさんももちろん昼間から参加してたんだけど、1回帰ってきてから彼女と待ち合わせして、改めておいでになったわけです。
しかしこのカズさん・・・・・確か40過ぎ(だって妹のアイさんが次郎君と同い年なんだもん)。連れてきた彼女さんも、見た感じ30代後半か40前後。
あれー?カズさんって独身だったの?
とか思ってたら、帰ってから次郎君に聞いたら今度が2回目なんだって(^^; 最初の奥さんとは離婚したらしい。あ〜、だから帰りの車の中でお義父さんとお義母さんが 「わざわざ●●さん(←入院中のカズさんのお父さん)には言わなくていいわよ。あの頑固で偏屈な人が、カズちゃんの離婚・再婚にいい顔するわけないんだから。どうせもう大分ボケも入っててまともにわかりゃしないんだから、黙っとけばいいんじゃない?」 なんて話してたわけね(苦笑)
なんせ昼間から飲み続けでお義父さんも叔父さん方もいい感じに酔っ払ってて、堅苦しく『結婚相手を紹介』っつーよりは単なる『身内の飲み会に、ついでに彼女を紹介に来ました』みたいな感じでした。彼女さんはかなり緊張してたみたいだけどね。いや〜、私が初めて挨拶に来た時はもっと派手な宴会状態でしたからねぇ。
2時間ちょっと経ったあたりで私がいい加減しんどくなってきたので、次郎君にこそっと訴えて帰る事にしました。昼間から延々で疲れたってのもあるし、お腹いっぱいだったってのもあるし、叔父様方のテンションに疲れたってのもあるし、トイレに行きたかったんだけど次郎君の実家のトイレは古くてなんとなく怖いのであまり行きたくないってのもあったし(苦笑)
カズさんと彼女さんは下のコンビにまで車で来てたので、ついでにそこまで送りますよって事で一緒に出ました。(来た時はそこまでマミさんが迎えに行ったのです。カズさんは昼から飲んでて運転できなかったし、初めて来る彼女さんが運転してくるには厳しい道なんです)
次郎君の実家って、ちょっとヘンな場所にあるんですよ。普通に車が通る道から 「いやコレ道じゃないでしょ?」 って感じの斜面を下った所に家があるんですね。初めて(結婚前に)連れて来られた時、次郎君に連れられて降りながら 「これは・・・ここが正規のルートなの?それとも近道なの?」 と思わず聞いちゃったような道。
結局どっちが答えなのかなぁ。未だによくわからないんだけど、もともとその家に行くための道はちゃんとあるんです。でもその道は、思いっきりお隣さんの玄関前(玄関先とか敷地内なんてもんじゃない。本当に玄関のまん前)を通る事になるんですよ。なので次郎君一家がその家に引っ越した時に、お義母さんが 「あまりにも玄関先すぎて通りにくい」 と嫌がり、結果的に無理やり上の道まで直通の獣道みたいなルートが作られたそうで。
素朴な疑問なんだけど、何考えてそんな場所に家を作ったんだろうなぁ、元の持ち主は。
・・・・話が逸れたけど、最近になって、その獣道がお義父さんの手によってちょっと整備されて、ブロックを使って階段っぽくなったという話はお義母さんから聞いてたんですね。んで、そうなってから私が行ったのは初めてだったんだけど(そんな道なので元からあんまり行かなかったんだけど、妊娠してからは危険すぎて益々足が遠のいてた)、確かに・・・・・以前に比べたらかなり歩きやすくなってはいる。これなら、前ほどビクビクしないで実家に行けそう。
でもそれは、前の道を知ってる人間だからそう思えるのであって、今日初めてここに来たカズさんの彼女さんにしてみればやはりとんでもない場所である事に変わりはないわけで(苦笑)
私にとっても、前よりは確かにマシになってるけど、妊娠9ヶ月のお腹を抱えて昇り降りするには相当厳しい。上まで登りついた時には完全に息が上がってました。・・・・・・ここを乳児を抱えて歩くのはやっぱり厳しいな。
ぶっちゃけ、彼女さんも若干引いてましたね(^^; 無理もないけどさ。
(そしてまた、こういう場所だからお義母さんが実家で法事をやりたがらなかったっつーのもある。仕出しとか頼んでも、家まで料理を運んでもらうのが大変なんですよ)
2人を下のコンビにまで送って、改めて帰宅。天草から帰ってきたのが5時前だったから、それでもまだ7時半ぐらいだったんだけど、2人とも(次郎君は主に飲み疲れで、私は心身共に)ぐったり疲れてしまって、次郎君は速攻コタツでごろん。私はとりあえずパジャマに着替えて化粧だけ落として、次郎君の隣でごろり。半分寝てるような状態でしばらくテレビを見て、結局10時ぐらいには2人とも撃沈(笑)
自分の親戚の法事とはまた違うってのはわかってたんだけど、想像以上に精神的に疲れました。5月末にある地元の小学校と地区合同の運動会には今年は来れるの?とか聞かれて、行けるわけないじゃんと引きつりつつ 「いや〜さすがにその時期はきついでしょうね〜」 なんて愛想笑いしてみたり。
・・・・・・予定日が6月中旬なので6月になったら実家に帰ろうかなと思ってたんだけど、もうちょっと早く帰った方がラクかなぁ(--;
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