金色の夢を、ずっと見てる

2004年03月04日(木) 亡くなった方には敬意を払いたいじゃないですか、やっぱり。

今日は組合関係の政治研修会がありました。県内の沢山の組合から人が集まって政治家の講演会です。・・・・・・・・正直ダルいですが(笑)引き続きの懇親会にも参加して、さて帰ろうかな〜と思ったらうちの委員長が。
「咲良はこれからデートか?」
「ううん、明日」
「明日か〜・・・・・・じゃぁ今日はヒマなんだな(ニヤリ)
というやり取りの後、二次会に拉致されました(笑)

でも、この二次会のメンバーは委員長・副委員長・書記長、そして私の4人。つまり会社の気楽なメンバーだけなんですよ。組合vs会社の裏話とか、今回の人事異動に伴うあれこれとか、いろいろ聞けてかなり楽しかったです(邪笑)


しかし、今一番問題になってる事・・・・・それは社内での訃報の取り扱い。

事の次第はこういう事です。

先週の金曜に、それぞれ別の営業所にいるSさんとTさんのご家庭で不幸がありました。Sさんのお父さま(実父)とTさんのお義母さま(奥様のお母さま)が亡くなられたのですね。

普段は、そう言う場合はまず総務に連絡が入ります。で、総務発信で各営業所に連絡が回り、香典等は各所に判断を任せるとして、支社から代表で2名程(可能ならば支社長が、無理ならそれに準じた地位の人が)組合から役員2名程がお通夜・ご葬儀に参列します。平行して、総務で弔花・弔電の手配をします。

平日だったらこの各所への連絡・各種手配は私の仕事です。でも休日の場合は、課長が休日出勤してやってくれます。この時もそのパターンで、課長が各種の手配を済ませてから私の自宅に
「Sさん宅とTさん宅で不幸がありました。弔花・弔電の手配は私が済ませたんで、一応お知らせしておきます」
という電話をもらいました。

問題はこの後。課長が何を基準に判断したのかわからないんだけど、Sさんの訃報は全営業所にFAX連絡を入れたのに、Tさんの訃報に関しては支社内での回覧すらせずに周知しなかったのですよ。

結果として、もちろん弔花・弔電はSさん宅にもTさん宅にも届きました。しかし
Sさん宅の葬儀には支社長・総務部長・事業部長・組合委員長・副委員長・数人の(極端に遠方の営業所を除く)営業所長が参列したのに、
Tさん宅の葬儀には所長を含め同じ営業所の人しか来てない

という事態が起こってしまったのです。


これは・・・・・・・・ねぇ。


Sさん宅の葬儀でTさんがいる営業所の所長が
「Tさんちでも不幸があったの知ってるか?俺は今からそっちの葬儀にも行くんだけど・・・行けるの?」
と委員長に聞いた事からこの連絡漏れが発覚。委員長も副委員長もものっっっすごく驚いたらしい。

このTさんの娘さんが同じ営業所でパート勤務していて、私は個人的にも電話やメールで仲良くして頂いてるんですが。ご葬儀の翌日に
『2〜3日休むので、データの入力や書類処理が少し遅れますけど』
とわざわざ電話をくれたんですよ。でその時に話してて、Tさんとこのご葬儀には支社長始め役職の人は誰も来てなかったと聞いて私もビックリして。慌てて確認したらSさんの訃報情報の紙には”各所にFAX済み”と書いてあったのに、Tさんの紙には”回覧なし”と書かれていて不審に思ってはいたんですよね・・・。

どうやら、課長としては
「Sさんの所は実父でTさんの所は義母だから」
という理由で扱いをわけたらしいんですよ。でもそれおかしいでしょ?だって奥さんのお母さんですよ?普通は実母と同等に扱うじゃないですか。

ちょうど今日がどちらも初七日で。法事の席で飲んで軽く酔ってるらしいTさんから、委員長の所に涙声で電話があったそうです。
「支社長が葬儀に来てくれなかったとか、そういう事はもうどうでもいい。でも、俺は人間が小さい男だから敢えて文句を言わせてもらうけど、なんでSの所は全営業所に周知したのにうちのはしてくれなかったのか。家内の母だから自分にとっても母親同然なのに、なんでそこで扱いを分けられてしまうんだ」

・・・・・ごもっともです。

「部下だった奴らが電話してきて、”すいません、知らなかったから葬儀にも行けなかったし香典も出せませんでした。本当にすいませんでした。この度はお気の毒でした”って泣いてくれるんだよ。それがありがたいやら悔しいやらで・・・情けなくてなぁ」

聞いてた私まで泣きたくなりました。Tさんは、今でこそもう定年退職して嘱託員として働いているけど、現役時代にはいくつもの営業所で係長や課長を歴任した人だそうです。私も何度か会った事がありますが、人当たりの優しい、朗らかな人です。

結局は、課長の単純な判断ミスです。弔花・弔電の手配に関しても一応摘要範囲は決まってるのですが、本人のであろうと配偶者のであろうと、『親』は当然範囲内です。だから当然、各営業所への周知も同じようにするべきなのに、『一方は実父だけどもう一方は義母だから』というわけのわからない理由で勝手な判断をして間違えたわけです。

Tさんは
「委員長に言ってもしょうがないのかもしれないけど、この悔しさを誰に言えばいいのかわからないんだよ」
と言ってたそうです。


これに関して組合役員が怒る怒る(苦笑)間違えた当人である課長、及びその上長である部長に直接Tさんとこに詫びを入れに行くぐらいの仁義を見せてもらわないと済まさない、という勢い。まぁそのぐらいするべきだと思いますけどね、私も。


会社の規模の割に組合活動が活発な方だと思います、うちの会社。こういう役員だったら協力しようって気にもなるよなぁ。職員のために、会社とガチンコでぶつかってくれてますから(^^; 

上司がバカでも、アテにならなくても、良い先輩がいれば頑張れる、って話です。職場って、業務内容も大事だけどそれ以上に人間関係が重要だもん。仕事が多少イヤでも、そこにいる人達が良ければ頑張れちゃったりするもんね。









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咲良 [MAIL]

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