Mon journal
最近はあまり頻繁に書き込みできていませんが、思ったことや日々の出来事を少しずつ書きとめています。

2005年03月03日(木) HeathrowからCharles de Gaulle〜Renneへ

夜中の3時くらいにやっと目が覚めました。
Iくよさんと入れ違いのような感じで、今日の旅程のリサーチを。
せめてもの償い。ごめんなさいいろいろ任せて頼ってばかりでした。

全ての荷物をリュックに詰めて、完全防備(寒さ対策)で
朝7時くらいのロンドン行きバスに乗り込みました。
ロンドンまでおよそ3時間。バスに揺られつつ寝ます。

ロンドン・ヴィクトリア駅着。そこからundergroundに乗り換えて、
いざヒースロー空港へ。
何回か乗り換えた時にリュックがドアに挟まって動けなくなり、
冷や汗をかきました。
ドアの近くにいた男性が助けてくれました。ありがとうございます。本当に。

着いてからフライト前の昼食。
メキシカンビーンズのラップと水とレアチーズケーキ。
三点セットで割引になるはずだったのに、
レジのおばちゃんがそれに気づかなかったらしく、ちょっと損しました。あー悔しい。

荷物検査ではたまたまうっかり持ってきてしまっていた小さなはさみが
X線で見つけられ、没収に。流石。今まで引っかかった事がなかったので
わからなかったのですが、なかなかすごいんですね(のんきすぎ)。

13:55くらいの飛行機でフランスのシャルル・ド・ゴール空港へ飛びます。
約二時間くらい?かなぁ。
途中でイギリス名物ショートブレッドが出ました。
飲み物はちょっとハマってしまった感のあるトマトジュースをセレクト。
よく冷えていておいしい。

そしてCDG空港に16:00くらいに到着。そこから一気にポントルソンを目指します。
この町まで行くことが今日の目標。
そして明日は世界遺産に指定されているモン・サン・ミッシェル(Mont St-Michel)を
見るのが目的。その近くにある町がポントルソン。安いユースホステルも
あるらしいので。

モン・サン・ミッシェル、昔テレビ番組「世界遺産」でここを見てから
ずーっと二人で行きたいね〜って言っていたところなのです。
これが実現したらすごいなぁ。2、3年越しの夢。

今回は鉄道での移動がメインの旅。
ヨーロッパを鉄道で回るならとってもお得な「ユーレイルパス」なるものを
購入しておいた私達。
それを携え、CDG空港から無料バスでSNCF(フランス国鉄)のTGV乗り場まで行く。

しかし。

よくわからないまま切符購入の列に並んでいた私達なのですが、
たまたま出会った日本人の女性から、

今日はストが起こっていることを聞いたのです。

スト!?

今日に限って!?

ということで、なんだかよくわからないのですが
案の定窓口で聞いたら、ストのため空港駅からTGVが出ておらず、
モンパルナスまで行かなくてはTGVに乗れない、とのこと。
なんですかそれは!
いきなり計画がピンチです。

とりあえずモンパルナスまで行くにはどうしたらいいのかをお姉さんに聞きつつ、
ユーレイルパスを有効にしてもらう手続きをすませ、
モンパルナスからTGVが通っているレンヌまで行く事にしました。
カウンターで予約してもらったチケットは夕方18:35モンパルナス発。
ユーレイルパスを持っているとチケット代はかかりません。
予約手数料は3€。1€=137円前後。

うーーん、しかし果たして間に合うのでしょうか????

重いリュックを背負いつつダッシュ。とにかくダッシュ。
そして今度はRER(高速郊外鉄道)B3線の駅へ。
ストのため時刻表もなんだかよくわからず、改札もきちんと機能しない中、
優しい駅員のおじさんが私達が乗るべき列車の中まで
連れて行ってくれました。ありがとうおじさん。

しかし。これまたストのせいなのか、雨雪混じりの天気のせいなのか、
モンパルナスまでの道のりが遠い遠い。
まずものすごく沢山の人が乗ってくる。ぎゅうぎゅう。息をするのも苦しくて、
ついには乗客の中で貧血を起こしておじいさんが倒れる始末。
「大丈夫?大丈夫?」と連れの女性がおじいさんのほほをぺちぺちと叩いている音が聞こえて
(私からは実際の様子は見えませんでした)、
周りの人は手でおじいさんのあたりを扇いだり、窓を開けたりして、
立っていたおじいさんに席をゆずったりなどのハプニングがありました。

今日はハプニング続き。ほんとに。

やっとモンパルナスに到着。時間はギリギリ間に合った!
とにかくTGVに駆け込み、何とか座席を見つけて着席。

そしていざレンヌへ。検札でパスとチケットを見せる。

夜20:49着。
レンヌ駅は大きかったけど、時間が時間なので売店も閉まりかけ、
ツーリストインフォメーションはもちろん閉まっていました。
ぐったりと不安と寒さでちょっと怖くなりました。
というのもハプニング続きの行き当たりばったりの旅。
今夜の宿はまだ決まっていません。

とにかく気持ちを落ち着かせるためにキットカットを購入して食べました。
甘いものは大切。
ついでに売店のお姉さんに安いホテルはないか?と
Iくよさんに聞いてもらったけれど
どうやら無さそう、知らなさそうでした。
それにしてもやはりフランスは英語がたまに通じないみたいです。
おばちゃんに聞いたら「?」と渋めの顔をされました。
それで若いお姉さんにバトンタッチ、とのはこびとなったわけです。

そんなこんなで言葉面ではいまいち不安が残る中、
宿は自分達で探すしかないということに。
幸い?駅の周りにはホテルがずらり。
ただお値段が多少張るところが多い。

とにかく片っ端からチェック。
宿の前には値段表が置いてあるので、それを見て決める。
そして決めたら入ってみて、部屋が空いているかどうか尋ねました。

なぜか値段表より少し高くなることが多かった(税金かシーツ代か何か?)。
「二人用のお部屋空いてますか?」と「いくらですか?」
くらいではありますが、
初めてフランス人にフランスを話しました。そしてなんとか通じました。
うわぁうわぁ!!なんだか不思議。嬉しいなぁ。

結局いろいろ見てまわった結果、「VICTORIA」という二つ星ホテルに決定。
節約のため朝ごはんはなし。二人で61€。
部屋はとってもロマンチックな感じでテレビもついていて、
バスルームも結構広くてタオルも歯磨き粉もついているというかなり豪華な
ものでした。
高いは高いけれど、今日のあわただしいスケジュールで疲れた体には
ありがたいお部屋でした。

フランス語版の映画「スピード」を見ました。
サンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスが出てました。

節約のため、持ってきていたりんごを食べて寝ました。
なんだかんだ言って明日はもうモン・サン・ミッシェルです。
ここレンヌからもバスが出ているので、きっとなんとかなります。

と、願ってます。



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