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2003年08月31日(日) Les Miserables 3回目

またまた行ってきました、帝国劇場。
今公演初めてのS席です。端っこだけどな(爆)

本日のプリンシパル・キャストは。
ジャン・バルジャン 今井清隆
ジャベール 内野聖陽
エポニーヌ 坂本真綾
ファンテーヌ 井料瑠美
コゼット 河野由佳
マリウス 岡田浩暉
テナルディエ 駒田一
テナルディエの妻 峰さを理
アンジョルラス 吉野圭吾

お初はバルジャンの今井氏
テナルディエ&その妻の駒田氏と峰さん。

3回も観てるのにバルジャンとジャベールが2人しか観られてないのは
何かこう、偶然とはいえ失敗したなーって感じですねぇ。
バルジャン役の山口祐一郎とか、ファンテーヌ役の高橋由美子とか
ちょっと観たいなーっていう役者さんは何人かいたんですけど。
あと、アレだ。9月のマリウスの泉見くん。

さて、前回までは2階からの観劇で
今回初めて1階席から観劇となったわけですが(A席よりは確実に前だし)
やはり思った通り見え方が全然違いました。
上から見下ろした方が、舞台上の動きは良くわかるんですけど
(あとセットとか。舞台の床が石畳になっていることとか)
1階で見た方がキャストの視線がどこを向いているのかとか表情とか
細かい演技とかちょっとしたセリフなど、そういうところが良くわかったので
次回は是非1階の中央あたりの席で観てみたいと思いますねー。

今回はもう3回目だけあって本当に余裕を持って観ることができました。
テナルディエ夫妻はモリクミのあのキャラのコミカルさには負けるにしても
それはそれで面白かったですよ。
妻の意地悪さ加減は多分、峰さんの方が大分上だと思われ。
リトル・コゼット不憫で仕方ありませんでしたもの(笑)
駒田さんのダミ声も好きだなー。
でもねー、大きくなってからのコゼットにはどうも感情移入し難くて。
真綾ちゃんが最終日だったということもあってかスゴク良くて
その分エポニーヌに感情移入してしまったので
エポニーヌの片恋に気付きもしないマリウスの鈍さ加減とか
コゼットの世間知らずさ加減とか
その2人の周囲を顧みない恋愛模様であるとか
そういうところがどうも何かムカつくんだよーっていうかね?
エポニーヌの切なさに涙ですよ。
「あの娘は誰、探しておくれ」とか「この手紙をコゼットに」とか
ホント、マリウスのばかーーーー! って叫びたかったわ……。
エポニーヌの死の場面でも「愛で救えるなら」とか言ってるくせに
そのすぐ後「僕が死んだらコゼットは泣いてくれるか」とかねー!
あー、もう何だよマリウスこの野郎めーーーー! と。
真綾ちゃんのエポニーヌは死の直前にマリウスの唇を奪うのです。コレが好き。
多分エポニーヌがマリウスの初キス相手になるんじゃないのかなー?
マリウスはコゼットへの恋が初恋だったわけで
エポニーヌが死ぬ場面ではまだコゼットとは
手を握り合ったりとかしかなかったのですよ。
その行為によってマリウスはやっとエポニーヌの想いを知ることになり
報われないまま死んでしまったエポニーヌを抱きしめて泣くのです。
(でもその後すぐ「コゼット〜♪」になっちまうわけですがね)

岡田マリウスってもうね、誰にも彼にも愛されている感じで
エポニーヌも「彼が求めたら捧げてしまう」と言ってますし
何か薄幸そうな中にも小さな幸せを見出して日々生きているみたいな感じ。
擦れてないっていうか。
山本マリウスはアレなんですよ、とことん薄幸そうに見えるんですよ。
そんで繊細なの。
コゼットに恋した時も岡田マリはこの世の春みたいに舞い上がってしまうんだけど
山本マリは恋に落ちた自分に戸惑いを隠せないみたいな感じで。
その差がまたおもしろいんだけどね。

でも今回の真綾ちゃんはホント良かったー。
オン・マイ・オウンで泣かされるとは思わなかったですよ。

もっと近かったらもっと表情がよく見えたと思うんですけど
遠いとどうしても感情表現を歌だけで聞き取らねばならなくて。

私的(萌え)感想でアレなんですが
バルジャンは私、別所哲也の方が好きです。
なぜなら別所バルジャンだけ下水道を逃げる場面で
マリウスを姫抱きするからです(腐ってるよ!)
なんだろ、他のバルジャンより力持ちってことでしょうか。
そういえば下水道にマリウスを下ろすのも1番上手かった気がします。
担いだり、負ぶったり、引きずったりはどのバルジャンもやりますが
姫抱きするのは別所バルジャンだけなんですよーーーー!

カーテンコールは真綾ちゃんと峰さんの最終日の挨拶がありました。
テナルディエ役の駒田さんが2人を紹介して
「最愛の妻と娘が先にどっかいってしまうので、淋しくて涙ちょちょぎれます」
って言ってたんですよー。
(エポはテナルディエ夫妻の娘なのです)
峰さんも真綾ちゃんも涙ぐんでいて。
カーテンコールで泣いている自分が何か……驚き。

スタンディングオベーションで観客がなかなか引かず
結局4回もカーテンコールがありました。うん。良かった。

実は夜の部も当日券で観ようかと思ったくらいで。
別所バルと山本マリ、岡ジャベの最終日だったからねー。


勢いで年明けに博多座まで行ってしまうかもしれません。



……博多座ってA席(帝劇のS席に相当)が15,000円!?
帝劇だって13,500円ですよ? ありえへーん!!
特Bでさえ12,000円だなんてーーーーーー。

……どうしようかな。

ちょー悩む。


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明日香 [Fanatic Gene]


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