| 2003年03月17日(月) |
月は幽咽のデバイス The Sound Walks When the Moon Talks |
講談社文庫 森博嗣 著
読み終えました。 森作品は読了後にいつも思ってしまうのです。 コレは果たしてミステリとしてフェアなのかアンフェアなのか。
意図したものが無作為に見えたり、無作為のものが意図的に見えるというのは 日常生活の中では結構起こりうることですよね。うん。
確かに納得はできるのです。 読み終えて、ああそうだったのか、という納得感はちゃんとあるんです。 最初から伏線もあるのに、ミステリだからそうだろうという先入観が きっと私の目を曇らせるのだな。 だから森作品はいつも最後まで良い意味で「え?」と思ってられるのかなと。
いつもいつも、詩的なタイトルには脱帽です。 でも「幽咽」ってのは造語ですよね?
「はいからさんが通る」の漫画文庫が私の手に回ってきました(笑) 確かにブームです、ブーム。 社内、特に私の所属する本部の。 私も今度ブックオフあたりで文庫版まとめ買いして会社で回そうかなー。 新品を買うのはさすがにお金がかかりますからね!
私的にはやはり「風と木の詩」それから「あさきゆめみし」 あとはー「ブッダ」と「火の鳥」かなー。 手塚治虫(治虫って一発変換かよ、すげぇな!)はやっぱ抑えときたいトコロ。
本棚溢れ返っております。 カラーボックスをまた買いに行かねばって感じですな。
明日からは何を読もうかなー。 今家にある未読本は「イエスの遺伝子」と「弟」(双方ハードカバー) ……「イエスの遺伝子」かな。
よし。
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