幻冬舎 ハードカバー 五木寛之 著
以前ブックオフにて100円で購入した本の1冊。 安田成美主演で映画化していたのでどんな話なのかと思ってたんですが これ、物語じゃなかったんですねぇ……。 エッセイなんですよ、エッセイ。 映画の方は、映画化するに当ってストーリーの原案を原作者の五木寛之氏が 脚本家で映画監督でもある新藤兼人氏が脚本を書いたそうです。 ちなみに、新藤氏はこの映画の監督ではありませんよ。
「人はみな大河の一滴」という考えには共感を覚えます。 それにマイナス思考は悪いことではないということにも。 いわゆる、最悪の状態ならこれ以上は悪くならないという マイナス思考のようで実はプラス思考な考え方を言っているのだと思うのですよ。 つまり、荒んだ環境の中で一輪の花を見つけると心に響くものは大きいが 花畑の中の一輪の花は霞んで見えてしまうということですね。
簡単に説明すると なんとか前向きに生きたいと思う。 でも、プラス思考はそう続かない。頑張ることにはもう疲れてしまった――。 という人に向けて 「いまこそ、人生は苦しみと絶望の連続だと、あきらめることからはじめよう」 「傷みや苦痛を敵視して闘うのはよそう」 というようなメッセージを送る内容になっています。
現代という世界に幸せを期待してはいけない。 法律で基本的人権が保障されているからといって 社会は自分を幸せにしてくれるはずだと思ってはいけない。
そう思っているから、幸せでない自分に愕然とし 幸せにしてくれない社会に憤怒するのではないか。
凄く頷かされる内容でした。 大人が、どう生きていいのかわからなくなった時に読む本かもしれません。
明日からLotR:TTTロードショウですよ! なんかかおりんに略すなと言われたりしたので略の意味などちょっと書いておきます。
LotR → The Lord of the Rings(指輪物語) FotR → The Fellowship of the Ring(第一部、旅の仲間) TTT → The Two Towers(第二部、二つの塔) RotK → Return of the King(第三部、王の帰還)
なんつっても間違えちゃぁならねぇのは LotRのringは複数形の"Rings"で FotRのringは単数形だってことですだよ、旦那!(何故サム)
明日また観に行って来マース♪ セクシーアラゴルン(ヴィゴ)を拝みに。(そこか)
ファンフィクションをまた書きたいなーという気にもなってきているんですが 何せ、第二部、フロドとアラゴルンが別行動ですからね……。 アフロな私には酷というものです……。
つーか第二部は何よりもゴクリ(ゴラム)のラヴリーさ加減にノックアウトです。
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