書庫目録

2002年11月01日(金) 盗まれた記憶の博物館 上

あすなろ書房 ハードカバー
ラルフ・イーザウ 著  酒寄進一 訳

オリバーとジェシカは双子の姉弟。
ある日突然警察が、2人の父親が窃盗をしたと家にやってきた。
しかし2人は警察が父親だという人のことなどちっとも知らなかったのだ……。

ドイツファンタジー文学界期待の新星ラルフ・イーザウ氏の新作。
氏は故エンデが見出した作家で、以前はコンピュータプログラマだったとか。
ネシャン・サーガ三部作で衝撃的なデビューを飾ったことは記憶に新しいですが
この作品でドイツ児童文学賞をとったということ。
これで名実共にエンデの継承者になったという感じでしょうか。

本国では児童文学ではなく、一般大衆向けファンタジーとして売られているようですね。
海外のファンタジーが日本に輸入される時は、大体児童書扱いになってしまいます。
確かに、日本でファンタジーはライト・ノベルでしか普及していないような感じですから
より多くの人に読んでもらうためには児童書として発行するのがいいのかもしれないです。
ハリポタ然りです。
ライト・ノベルってオタクっぽい響きがあるというか
キラキラしい絵が表紙だったりして門戸が狭いというか
私みたいな根っからオタクなら別ですが普通の人は手にし難いですもんね。

そういえば訳者の酒寄氏なんですけど
アニメ「ロミオの青い空」の原作「黒い兄弟」もあすなろ書房から訳してらっしゃるのです。
このアニメに激烈はまっていた私としては何としても読まねばって感じなんですが
やはりハードカバーしかないみたいなんですよね〜(泣)
ハリポタ人気に乗じて児童書が色々復刊されている一環での刊行なので
出ているだけでも感謝しなくてはいけないんでしょうけど。


会社でお昼を一緒に食べてる「私、読書が趣味なんですよ〜」って言う子がいるんですけど
それじゃあどんなのを読んでるの? って聞いてみたら
「柳美里とか〜、村上春樹とか〜、吉本ばななです〜」って言ってました。
読んでる本の著者ではなくてジャンルを聞きたかったんですけどね。
どうやら数少ない自分で所蔵している本を繰り返し読んでいるらしく
本当にその3人の本しか読んでないみたいなんですよ(汗)
それで自分は人より読書している! って胸張って言うんだから凄いです。
履歴書にも趣味は読書って書いたらしいですし。
別に馬鹿にしてるわけじゃないんですけど自分的に不満なんですよね。
読書が趣味ですって言うからには
1日1冊とはいかなくても何かしらの文芸作品に1日1度は触れているくらいでないと!
(それがライト・ノベルでも純文でも古典文学でも、もちろんボブでもな<をい)
そう思ってしまうのは活字中毒者の偏見なんでしょうか?


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明日香 [Fanatic Gene]


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