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2002年01月09日(水) 二次的創作物

はい、今日は二次的創作物について語ってみたいと思います。

二次的創作物とは何ぞや。
既存のキャラクター等を使用した同人誌やそれに準ずる創作物のことですね。
ネット上でもファンサイトでパロディ小説やイメージ画像などがありますが
あれらは全てこの「二次的創作物」という枠に括られることになります。

で、何故急に私がこんなことを書こうと思い立ったかというと
今、ハリー・ポッターに関する二次的創作物の問題が熱いからですね。
ハリー・ポッターの著作権・版権は著者であるJ・K・ローリングさんにあります。
さらに版権に限って言えば、ソレを出版した出版社にも権利が発生します。
そして、各国語に訳され出版されることによって
各翻訳者および各出版社にも著作権・版権が発生します。
その上、ハリー・ポッターは映画化してしまったわけですから
映画の監督や配給会社にもそういった種々の権利が発生しています。

二次的創作物というのは基本的に
著者の暗黙の了解があってこその存在であって
つまり、著者が訴えないから成り立っているジャンルなのですね。
作品を想起させるような画像や文章は全て二次的創作物になるわけですから
もし、著者がソレを訴えようと思えば可能なわけです。

またハリー・ポッターは日本ではない、海外の著作物であり
著作権等についての考え方や法律など、日本とは違う面も多々あるので
著者の権利を管理する代理の方は
「ハリー・ポッターを想起させるいかなる文章および画像の使用も許可しない」
ということにせざるを得なかったようです。
ただ、ファンワークといっても色々ですから
例えば本の感想やそれについての感想を述べることなどは許容範囲内なのではと思います。

ハリー・ポッターでなくても
昨日私が日記に書いた「スクライド」というアニメと
同じ脚本家の方が手がけた「リヴァイアス」というのが以前放映されていたんですが
そのアニメに関しては制作のサンライズ側から
「一切の二次的創作物の禁止」が出ていました。
サンライズ側としても全ての二次的創作物をチェックすることは不可能なので
(サンライズ制作のアニメはそれこそ星の数ほど)
禁止令が出されていても多様なファンワークがネット上にはありました。
同人誌でもたくさんありましたね。
そういう私も1冊だけ同人誌持ってますが。
日本では何か、そういう部分でなあなあなトコロがあるんだと思います。
すぐに裁判とかには発展しない社会構造ですし。
それが海外、特に米英では即刻裁判沙汰になってしまいますから
海外の著作物を扱う場合はホント気をつけねばならんですよね……。

何か凄い真面目に語ってしまいましたが(笑)
私も以前はパロディ小説という二次的創作物を扱うHPを運営していたので
ちょっと考えてしまったんですよね。
それが健全なものであったらアレだったんですけど
あっち系統でしたからね〜(爆)
ファンワークを扱っているHPのほとんどには
「このHPは○○○の□□を扱ったサイトです。
 著者および出版社とは一切関係ありませんのでご了承ください」
とかちゃんと書いてありますけどね。
そんなん書いたところで「○○○の□□を扱った」という時点で
著者や出版社と利害関係は発生しちゃいますよね(笑)
ファンワークの方で先入観を持ってから原作を読むという人も出てくるし。
はぁ、難しい、難しい。

最近、夜寝る時に温湿布を貼って寝てます。
あったかい方の湿布薬なんですけどね。
湿布というのは冷たいって印象があるもんだから
すんごい微妙な感じがします。
なんかあったかいの。(←温湿布なんだから当然)
そうそう、最初はあったかいってくらいなんだけども
朝起きる頃になると熱いっていうか、痛いっていうか……
温湿布でも低温火傷ってするもんなんだろうかと思ったです。

ブギーポップリターンズ VS imaginater part2読了。
ここまでの3冊を貸してもらっていたので
かおりん経由で返し、また借りてきてもらおうと思います。
明日からは借り物の「ソフィーの世界」に挑戦。
すごく哲学的で難しく読むのを挫折した人も多いという噂の「ソフィーの世界」
いったいどんな話なんでしょうな?


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