まつや清の日記

2006年06月21日(水) 報復の大義と論理

昨日、最高裁は、山口県での少年による母子殺害事件に「無期は著しく不正議」との判決を下し高裁への差し戻しを命じました。被害者は、「悔い改めてもなお、命を落とさなければ償えない罪がある」との会見。

 マスコミでは、判決への正反対の評価の識者の意見を紹介しながら、少年犯罪、長期裁判、差し戻し審での死刑判決の可能性大の報道となっています。この事件と判決、どのように受けとめたらいいんでしょうか。

 奇しくも昨日は、小泉首相がイラクからの自衛隊の撤退を決めた日です。今回の派遣、ひとりも死傷者のない形での撤退については安堵感もありますが、しかし、大量破壊兵器はみつからず、この派遣の大義は何であったのか。

 アメリカの9:11に対する報復、確かに自国の民が他国のゲリラによって命を落としたとしたら報復=反撃は当然だとの世論は多数になります。しかし、報復と言う事で本質的問題が解決するのか、どうか。

 今回の山口県での母子殺害事件での被害者・世論の報復の論理に人間として共感する気持ちと、一方で、今一度、冷静にこの姿勢が本当に正しい選択であるのかどうか、報復の大義と論理、じっくり考えてみる必要があります。

 

 

 


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K.matsuya

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