| 2004年10月02日(土) |
知事の三方面戦略は成功するか? |
昨日で本会議の代表質問・一般質問が終わりました。 知事は、田島秀雄議員の空港質問に「土地収用申請は11月までに判断」、花井征二議員のプール金全額返還すべき論に「議会にかかるのは予算の款と項だけ流用に問題はない」、佃弘巳議員の新エネルギー質問に「来年6月に新エネルギー国際会議を開催できるかもしれない」と答弁しました。
そこに見える知事選挙に向けての三方面戦略。 まず、静岡空港問題で土地収用申請で推進派に強いリーダーシップ象を示し、簿外郵券全庁調査で検察庁のこれ以上の逮捕者攻勢にブレーキをかけ、花博の成功をさらに自然エネルギー国際会議開催イベント求心力で維持し、知事選挙を逃げ切る。
果たして、望むように進めるのか。
4日間の本会議を傍聴していて思う事は、あらゆる質問者に対し、力のない答弁、長い話と笑いを含めた緊張感欠如のその姿勢、こんなぬるま湯的知事の政治姿勢で静岡県は発展できるのか。過去のプール金問題を清算できない「役人身内意識」に凝り固まった知事の官僚体質、石川知事に強制収用などという公権力を振りまわさせることはできません。29日の奥之山議長就任パーティでは、「この秋には壮絶な戦いが来るやも」(うまく聞こえませんでしたが)らしきことを言いかけて途中で言葉を飲みましたが、まさに話しのダシに収用問題を持ち出そうとしたのです。
静岡県に今こそ新しいリーダーが必要です。
写真は今日のイチローの安打記録を知らせる静岡新聞。日経新聞を除く全社が1面トップにイチロー。259の数字のあった静岡・中日新聞から。
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