| 2004年09月30日(木) |
知事、SPAC擁護のしどろもどろ答弁 |
評判の悪い舞台芸術センターの鈴木忠志氏率いるSPAC。 今日の一般質問で自民党の伊藤育子議員が噛みつきました。 「私は、唐十郎も蜷川幸夫も浅利慶太もみんな観たい。鈴木氏のSPACに四億円かけるなら1億円ずつだして他の人にもだしたらいい」
知事曰く「行政が文化に金を出すくらいに日本は成熟している時代になっている。いろんな方々にというけどSPACは静岡にしかない。その文化を育てるべきだ。先日も天守閣物語の上演をグランシップでやった。終わった後に役者さん達と話しをする機会があったが、その中にSPACにいたことのある女性の役者さんがこの天守物語に出演していた。そうした人間を育てているのがSPACだ。」
水戸市の芸術館はその文脈で語られ、その延長線上にグランシップがあることは確かです。しかし、そことの比較で語られるのが藤沢市の市民分化会館ホール。大衆的市民レベルの文化にか、ある水準を越える文化芸術にか、どちらに公的負担をすべきか。これまで議論になってきたテーマです。
グランシップの1年間の維持費が12億円で収入が2億円。舞台芸術センターに4億2000万円、グランシップ自主事業に3億2000万円の大盤振る舞い。この不況と財政危機の中でこのままでいいのか、という今日的問題もあります。 今日の議会では、自民党から平成21まで、伊藤氏の批判的質問に「そうだ、そうだ」の大きなヤジ。知事の支持基盤でも批判の多いSPACです。
写真は、今度の鈴木忠志氏演出のリア王のチラシ。
明日の一般質問・質問順序 1 質問者 杉山盛雄
1 県東部地域の市町村合併の推進について 2 災害ボランティアの支援体制について 3 県立静岡がんセンターの運営について 4 中山間地域の振興について 5 西浦ミカンの振興対策について 6 教育行政について (1)道徳教育の充実 (2)学校部活動の活性化 7 巧妙な手口の新手の知能犯罪の検挙方策について
質問順序 2 質問者 小長井由雄
1 地方分権と市町村合併進展後の県の役割について 2 静岡市の政令市移行について 3 浜岡原子力発電所の安全性について (1)美浜原発事故を受けての対応 (2)不良骨材に関する告発 4 小型焼却炉対策について o 調査結果と今後の対応 5 今後の景観施策の推進について 6 障害のある子供の教育について (1)学校における現状と支援体制 (2)保護者への支援と社会的な理解 (3)今後の取り組み
質問順序 3 質問者 菊池初彦
1 富士山の火山防災対策について 2 地域の自主的な防犯活動の促進について 3 産業廃棄物の不法投棄撲滅対策について 4 製紙産業の振興策について 5 田子の浦港の港湾整備に伴うしゅんせつ土砂の処分について 6 養護学校の医療的ケアについて
質問順序 4 質問者 太田京子
1 自然系博物館について 2 指定管理者制度の導入について (1)基本的考え方 (2)静岡芸術劇場 (3)男女共同参画センター 3 県会計への複式簿記、発生主義の一部導入について 4 県庁のISO14001認証取得について 5 スーパー中枢港湾への対応策について 6 静岡国際オペラコンクールについて 7 人身売買の取り締まりの現状と対策について
質問順序 5 質問者 佃 弘巳
1 新エネルギーの導入について 2 伊豆の将来像について 3 観光振興について (1)国際観光の振興 (2)伊豆地域の観光活性化 4 伊豆地域の道路整備について 5 東部ドクターヘリの運航について 6 プロジェクト「TOUKAI−0」の推進について 7 効果的な交通情報の提供について
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