| 2004年09月14日(火) |
国土交通省航空局計画課と需要予測についての議論 |
8月に国土交通省航空局計画課に需要予測についての見解を求めていましたが、やっと今日の回答となりました。結論的に言うと回答には依然として矛盾点があり、今回の回答に対する質問をして再回答する事を約束させて帰ってきました。
需要予測について6点、議会での知事の秋の遅くない時期に土地収用申請を決断するとの答弁についての見解の7点。
需要予測の矛盾点は、二年ごとの動態調査での静岡県は横ばいで推移しているのに全国の動態は右肩上がり、この相矛盾する2つの動態を「調査日が台風の日異常な数値」として全国トレンドを95年度の数値に単純に掛け算をして、87万人を126万人にしていることの中にあります。
この方法でいけばどの地方空港も需要予測は右肩上がり、赤字空港などは存在しないことになります。全国トレンドが右肩上がりでも何故赤字の地方が存在するのか。静岡空港はどうなるのか、これが需要予測に求められているのです。
ところで、国の補助金が出ているが故に国会議員を媒介となると、国が回答せざるを得ないのですが、彼らの言い分としては「本来、県がやっている予測なので県が答えるべきもの」と強く主張しています。本会議で質問しても回答しない、或いは出来ない?空港建設局の説明責任の欠如は、静岡県の行政水準を物語っているとしかいいようがありません。
「質問項目」 1、静岡県が用いている平成12年度全国幹線流動量調査旅客純流動量調査データと国土交通省がホームページで公開しているデータの相違内容。 2、平成11年度の航空旅客動態調査に関するデータを特異値として補正をした際の計算式(計算の過程)。 3、補正の結果、都市が減少し、地方が増えることになっているが、補正方法の妥当性。 4、95年の静岡ー道南の流動量が大きな数字になっているが、これは特異値ではないのか。 5、神戸と静岡では同じ平成11年度航空旅客動態調査を用い、神戸はそのままデータを使っているのに、静岡は特異値が含まれていると判断されるのは何故か。また、神戸は3回の航空旅客動態調査の平均を取っているのに静岡は平均を取っていないが、静岡は「国内航空需要予測の一層の精度向上について」に従っているといえるのか。 6、5年に1度の全国幹線旅客純流動量調査のデータでは静岡の航空旅客は減少傾向と思われるが、航空旅客純流動量調査での推移はどうなっているのか。
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