まつや清の日記

2004年09月10日(金) 県警本部の思いきった決断ー裏金の全額返還

 県警本部・裏金の全額返還記者会見。
 思いきった決断です。
 赴任したばかりの高石本部長、300人の現場警察官のアンケートをもとに現場での士気に影響していると、カラ出張=1260万円の全額返還を公表。
 
 静岡県警独自の判断というより、警察庁の判断が事前にあったと推測されますが、前水田本部長の移動を契機にした県警不信の一挙挽回を狙っての離れ業ともいえます。県民の強い批判が生み出した転換でもあり、評価に値します。

 12月までに続く他部署での捜査報償費含む調査の厳正さと公正な対応を求めたいものです。

 さて、この県警本部の全額返還に知事部局と教育委員会はどうするのか。
 6月の文教ー警察委員会で、答弁に立っていた警務部長は「知事部局だって使途の明確なものは返還していない、何故、警察だけが全額返還を求められるのか」と苦渋の表情を見せていました。
 
 知事部局も全額返還をすべしという県民の声が挙がっても不思議ではありません。簿外郵券の全庁調査の真っ只中、職員の中には今更こんな調査をして何になるのか、96年段階に全面的な清算が出来なかった知事の責任こそが問題ではないのか、と怒りの声も上がっています。厭世気分も広がっているようです。

 石川知事、がけっぷち、というところでしょうか。
 そして、私達は何をするのか!?


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K.matsuya

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