われ想う
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2002年07月22日(月) 観劇・感激

天才肌博徒の「鈴次郎」は、赤鬼との賭けの勝ち金として、
死体から作り上げた「儚」という人間を貰い受ける。
100日後には魂と身体が同化し人間となるが、それまでに抱いてしまえば水と化す。
そんな儚に振り回されつつも鈴次郎は一日一日を積み重ねていった。
妙なことから儚の教育を坊主に頼むことになり、儚は人間として成長していく。
儚との出会いを機に、博打の神様に見捨てられた鈴次郎は、
博打のライバル「ぞろ政」との勝負のため、また人を殺めてしまうのだった。
結局、勝負に負けた鈴次郎は儚を女郎屋に売り飛ばす。
だが、人間になりたいと強く願う儚は「させず太夫」として大人気の女郎になっていた。
その噂を聞きつけた殿様が儚を抱こうと女郎屋に乗り込む。しかし儚はいつもの調子。
抱かれたら水になってしまう、という儚の懇願の言葉に逆撫でされ、一層興味を持った殿様は
儚をなんとか手篭めにしようと城に連れ帰った。99日目の出来事だった。
それを見ていた鈴次郎は助けてくれ、と赤鬼に頭を下げる。
代わりに鈴次郎が鬼になるという条件で赤鬼は儚を助ける。
そして別れのその晩、儚は鈴次郎に抱いて欲しいと涙ながらに哀願する。
望み通り、鈴次郎に抱かれた儚は、鬼に変わりかけた冷たい鈴次郎を暖めるように、
水ではなく、いくひらもの花になって鈴次郎の上に降り注いだ。



というお芝居を観ました。3時間、アッと言う間でした。
何より、銀ちゃん(鈴次郎)が格好良かった(涙)。典型極まりないダメ男、イケてました。
信じるモノは賽子だけ、俺の人生そのものが博打だ・・・。素敵★(←お前がダメ人間だよ)。
あの目ン玉は、生でより一層威力を増します。ゾクゾクした。
井川遙は、当初想像していたよりは頑張ってた。成長する前の儚の頃はいい。
ただ、大人になってからがなぁ・・・。どっか子どもっぽさが抜け切らない。
でも、間近で観た彼女は、とても顔が小さくて可愛らしかったです。終わり(苦笑)。
谷原さん(ぞろ政)は、いつの間にあれほど舞台人として成長されたのでしょう。
意外な驚きで、これまた良し。
鈴次郎が儚とちちくり合うより、ぞろ政と対峙する方が色気があったのも高ポイント。
この世でたったひとり、生涯賭けてのライバルと思っている鈴次郎が、
儚の存在を知ったのを境に、情や優しさ、温もりに気付き、博打の勘が鈍っていく。
そんな姿を歯がゆく問い詰め、唾を吐き罵るぞろ政の鈴次郎に対する想いが、
次第に狂気を帯びてくる。もうひと声、狂った感じが欲しかったけど、でも合格点。
そして、今さら河原雅彦にハマった馬鹿(苦笑)。
今年でHIGHLEG JESUS「半永久的に昇天いたすのねん♪」って言うたばっかやん(失笑)。
あぁ。こんなことなら、大学時代にガッツリ観とくんだった(涙)。

今度はどんなお芝居かな〜。『HAKANA』再演なら、絶対行くぞ。
そんな舞台も今夜千秋楽。お疲れ様でした。これからも良質な演技を観せて下さい。


睦月 |MAILMy登録