★ランキン@JRA馬券道場名人&社長の馬券日記

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2008年06月11日(水) メイクデビューについて

メイクデビューについて


これまで目にした意見では、ほぼ全面的に不評のようで、私も最初にJRAのホームページでこれを目にした時は皆さんと同じ反応でした。


JRAの言い分を今一度整理してみましょう(抜粋)


1. 「新馬競走」を「わかりやすく」、「身近に」

2. 「勝馬投票券」、「レーシングプログラム」、「場内テレビ」などで表示します。
 

新馬という競馬特有の用語を少しでも分かりやすく…というのが最も大きな理由らしい。

…ですが、まっとうな日本人であれば「新馬」という言葉の響きから、何となくは意味は伝わるのではないでしょうか。


また、別に意味が分からない競馬初心者の人がいたとして、その人から

「新馬って何?」

と聞かれれば、我々既存競馬ファンが

「新馬とは、まだデビューしてない馬のことさ。だから新馬戦…というのは、出る馬全部がこれがはじめてのレースになるんですよ。そして、この新馬戦というのは馬の一生でも一回しか出られない特別なレースなんです。ディープインパクトをはじめ、名馬と呼ばれる馬の多くは新馬戦で印象的な勝ち方を…(以下延々と続く)」

と講釈を垂れればいいのだ。


競馬ファンにとって、「新馬」とは、何とも特別な響きを持つ、とても美しいフレーズだと思います。


それを本家のJRA自らがぶっ壊してどうするんですか?

呆れる…を通り越して、私は悲しくなりました。


JRAの今年のキャッチコピーの「CLUB KEIBA」は、決して悪い内容ではありません。


競馬ファンにとって、新たに一緒に競馬をやる仲間が増えることは嬉しいものです。

それぞれに自分に出来ることはないだろうか…と、考えるキッカケになったことと思います。


しかし、今回の「メイクデビュー」は、それを裏切られた思いです。

「新馬」という、競馬ファンにとって、もっとも大切な用語の1つを、事前に何の相談もなく覆されてしまったのですから。


我々がやるべきことは、「新馬」が初心者に分かりづらいだろうから、分かりやすい愛称を新しく作る…なんてことではなく、「新馬」という競馬用語にどんな意味や重みがあるかを、競馬初心者に分かりやすく伝えることではないのでしょうか。


今からでも遅くはありません。

JRAは恥をしのんで、この愚策を撤回し、「新馬の意味をみんなでかみ締めよう」というキャンペーンにして欲しいと思います。


※乱文、失礼しました。なお、まったく同じ文章をJRAにも送らせて頂きました。


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