静謐の宮
miyano



  『ヒトラー 〜最後の12日間〜』(ネタバレ)

これを観てきました。
実は行く前に公式サイトで予習したんですね。
それでまぁ、最後の秘書だった女性が明かす真実!ってことで、
実はすごい失礼な考えなんだけど、
卑下したり逆に美化したり、色々感情的なんじゃないかって
どうしても気になってて仕方がなかったですよ。そんな極限状態で。
確かに女のほうが現実的ではあるけれども。

でも先入観はいかんよね…って自分を抑えて、
あんまり気にしないようにして行きました。


結果的には杞憂でしたね。
確かに秘書さん主役っつーかメインなんだけど、
やっぱり圧倒的にヒトラー主役だし(当たり前か、タイトルロール…)
登場人物たちの感情や内面を深く掘り下げたストーリーじゃないんです。
淡々と、出来事を追ってゆくだけ。

それから“最後の12日間”ってついてますが、
別にそれが強調されてるわけでもありませんでした。
死まで×日、とか毎日出てくるかと思ったら、全然。
朝も夜もわからずダラダラ続いていきます。

それから、有名な側近も一杯出てきますが、
私は予習していって、友人は予習しなかったんですが、
私「…公式に載ってる有名な側近、が、どの人かよくわからんかった」
友人「人が認識できても、どういう立場で何やった人かわからんかった」
ええ、つまり人物紹介が一切無いんです。
出てきた時にせめて名前だけでも出して欲しかった…けっこう人が多いです。


だからヒトラーが最後に何を考えていたのか、とか
ドラマティックなものを求めて観に行くとハズレるかもです。
起こったことを、そのままに。

しかし当然めちゃめちゃ人が死にます。しかもアップで。
あと負傷兵の足をゴリゴリ切ってるシーンとか、
リアルで悲惨な情景もきちんと入ってます。
ちょっと…えぐいところもあるので、心構え必須だったです。


ヒトラー役の俳優さん、スクリーンテストで、
メイクとコスチュームを調えて出てきた瞬間にスタッフが静まり返ったって話が
公式かな?載ってたけど、確かになんか、似てるとかって言うより
この人出てきたら、思わず黙りたくなる雰囲気ありました。

それから、ドイツの作品なので全編(ラストのテロップも含め)ドイツ語です。
耳が慣れてないのでけっこう疲れました…。
しかし怒り狂って相手に詰め寄るには良い言語なのかも。力強い感じですよね。
以前どこかで、ヒトラーはドイツ語じゃなかったら成功しなかったかもしれない
=あんなに演説だけで人の心をつかめなかったかもしれない、みたいな話を
聞いたような気がするんですが、けっこう納得できそうです。

2005年08月20日(土)
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