静謐の宮
miyano



  蜷川幸雄・藤原竜也『ハムレット』

ようやく観れました・・wowowで放映してくれて、早く観たかったのですが、
やっぱり週末になってしまった。

第一印象は・・(やっぱり)若い!ってことですかね。
蜷川さんが、何かで、父を無くした息子3人の話だと話されていて、
ああそういう見方があるんだなあと思っていたのですが、
藤原さんとか井上さんだと、確かにそういう視点も強くなるかと思いました。
まだ父親−息子、といった関係性から抜け出ていないというか。

言ってはなんですが、野村ハムレットを同じく映像にしても先に観ています。
そして吉田鋼太郎さんや横田栄司さんが出演ということもあって、
むちゃくちゃツボにきて5回は観直したりしているので、
どうしても比べちゃうし、台詞の節回しとかでそっちを思い出したりするんですよね。
ハムレットの最期で「俺の名がどれほど傷つくと思う!」って台詞、
野村ハムの高い掠れ声の「お-も-う-!!」が耳に残ってるし・・

吉田クローディアスは冷徹な悪党と言う感じでしたが、
こちらの西岡クローディアスは普通の人っぽかったです。
高橋ガートルードはめちゃめちゃキレイ〜vv たかおポローニアスも良かった。
オフィーリアはけっこう気が強い感じでした。
ところで・・ポローニアス・レアティーズ・オフィーリア親子3人の仲の良さは一体?
ホノボノしていて微笑ましかったです。
1幕頭でレアティーズが出発する時なんか、砂浜で戯れる親子に見えたよ・・

で。確かに『ハムレット』が凄いとされるのが分かるような気がします。
台詞はもの凄いのだけれど、聴けば聴くほど無駄な言葉は無いと思えたし、
藤原ハムを観れば、野村ハムが観たくなって、きっと逆でも同じことだろうし。
彼が、言われるほどの天才だとかそういうことはわかりませんが、
どんなに低い声でも早口でも、カツゼツというか口跡が良くて、わかりやすくて、
そして上滑りしない台詞回しが好きです。

・・・だけどすみません、やっぱりデフォルトは野村ハムなんだよなぁ〜
こっちを先に観ていたら、きっとこっちが基準になったんだろうけど。
そう思うと、昨年12月にこの公演を観に行かなかったことが、
自分の価値観というか好みにかなりの決定を下したな、と思えてきます。


そして番組では、舞台映像の後にafter talkとして、
蜷川さんと藤原さんの対談(らしきもの)が映されてます。
wowowがこの放送に合わせて撮った対談の追加って感じなんですが。
・・・うーん・・紙面ならまだしも映像だと、お互い褒め称え合ってたり、
これからも、みたいなのがどうもむず痒いんだな〜;;片腹痛しっつーか。


2004年04月23日(金)
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