静謐の宮
miyano



  震えた

最近あまり読書をしてなかったけど、眠れないままに
ゴダードの『秘められた伝言』の下巻に手をつけたら、
まあ時間を気にしなくていいってのもあったけど、
一気に読みきってしまった。

愛と裏切りと謎と現在・過去の事件や人物が絡みまくりの裏ありまくりの
コレで全部が収拾つくってのがさすがゴダードって感じで
ものすごい読み応えある話だった。
読みながら、最奥っていうか最重要っていうか物語が始まるきっかけとなった謎が明らかにされようとした一文を目にした瞬間、手足が冷たくなった。
ドキリとした。こんな感覚は久しぶりにキた。
それは皆が追い求めていた手紙の消印。
もちろん話をずっと追ってきたからなわけだけど、揺さぶられた。
読み終わってしばらくしてから、でも思い返すのはもっと本当に最初の秘密。
原罪と言ってもいい。凄い小説だった。

こういうの読むと、やっぱり読書って忘れられないなって思う。
同じようにプロットに震えたのは、ホールデンの『リバー・ソロー』もかな。
タイトル通り、哀しみが貫く小説だった。

2003年11月23日(日)
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