徒然なるままに・・・
翡翠



 あれから・・・

一週間。彼と最後に会ってから・・・。
壮絶な終わり方だったけど もう忘れようと思ってたけど
まだ彼のことを思い出す。
初めて会ったときのこと。
離れられなくて 無理をいって ホテルに行ったこと。
部屋に入るなりからみあって お互いの着ているものを脱がせようとして
私は彼のシャツのボタンに手をかけ
彼は私の着ていたセーターを脱がそうとする・・・。
きつく抱き締めあったこと・・・。
息ができないくらい きつくきつく・・・。
どれだけくっついても足りなくて 溶け合いたくて・・・。
あのときは これから何回こういうことがあるんだろうって
彼のことをどれだけ理解してあげられるんだろうって
期待と不安でいっぱいだった。
こんな結末が 待ってたなんて 思いもしなかった。
まだ彼が恋しい。
彼の腕にもう一度 抱かれたい。
彼の家庭なんて もう一度壊れてしまえばいい・・・。

2002年11月15日(金)
初日 最新 目次 MAIL


My追加