地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
つくづく己は書類作成が遅いなぁと思いました。
介護は大事です↓
*** 風邪 ***
「風邪ね」 「面目ない」 一言きっぱりと言い切ったサクラに、カカシが項垂れた。肩を落として大きく溜息をつく。 「は〜、やっぱ年なのかねぇ。この程度で風邪引くとは」 気がつけば教え子達はそれぞれ一人前の忍びとなっていた。ぼやくカカシにたいして教え後は容赦がなかった。 「ただの不肖でしょう。気をつけないとあっという間に筋肉落ちますよ、おじさん」 「おじ……」 おじさん呼ばわりにカカシが沈黙する。あからさまに落ち込むカカシを放って置いてサクラはカルテを筆を走らせた。はぁ、とカカシが再びためいきをつく。 「なーんか仕事はやたら忙しいし、教え子は冷たいし、奥さんには会えないし、風邪は引くし、オレぐれちゃおうっかな」 カカシのばやきにちょっと驚いたようにサクラは目を見開いた。手元にあったマフラーを手に取るとそれを強引にカカシの首に巻き付ける。 「それ以上どうやってぐれるんです?はい、後はゆっくり寝てくださいね。特効薬用意しておきますから」 きれいな桜色のマフラーにカカシは驚いた。サスケからプレゼントされたのだと喜んでいたやつではなかったろうか。 「風邪は引き初めが大事なんですか、貸したげます。わかったら帰って寝る!それとも何か文句があるんですか?」 「いえ、ないです」 サクラに睨まれカカシは慌てて首を振った。まったく、と溜息をついてサクラが業務に戻る。その後ろ姿にカカシは微笑んだ。 「ありがとな、サクラ」 小さな呟きにサクラは後ろ向きのまま手を振った。
ふと物音にカカシは目を覚ました。熱が出てきたらしく、頭がぼんやりとする。目を開ければドアから暖かな光が漏れていた。 (なんだ……?) ナルトはカカシと入れ替わりで出ていったから、まだ任務のはずだ。しゅんしゅん、と湯の沸く音がする。 (……?) 不思議に思い顔を動かせば、額から濡れタオルが落ち、ますますカカシは首を傾げた。耳をすませば湯の沸く音に混じって小さな話し声がする。 「…うん……熱はだいぶ下がったてば……うん、うん、わざわざありがとな、サスケ。サクラちゃんにもありがとうって言っといて」 ナルトの声だった。はぁ、とカカシが息をつく。熱があるせいで自分でもわかるくらいに吐息は熱かった。 部屋の中には暖かな空気とほどよい湿気がある。開け放たれたドアの向こうには暖かな光と人の気配があって、少しでも声を出せば駈け寄ってきてくれるのだろう。 「…………」 ここは暖かい。 記憶の中のかすかな記憶が自然と浮かび、誘われるようにカカシは瞳を閉じた。 まどろみの中見た夢はひどく優しかった。
湯気のあがる部屋の中、茶の間で皆に見守られて眠っていたのは遠い昔の事。 ---かーさま、カカシ起きないね ---しー、ゆっくり眠らせておやり。熱があるのだからね ---ちょっとリンゴを買ってくる。お粥は用意してあるから、起きたら食べさせといて 記憶の中の声が優しく告げる。 ---おやすみ、カカシ
「センセー、起きたってば…?」 そっとドアから顔を出し、ナルト恐る恐る問う。だがカカシは未だ夢の中で、ナルトは苦笑した。 「なーんの夢見てるんだってば」 はだけた布団をかけてやり、落ちたタオルを額にのせる。 「おやすみ、センセー」 優しく囁き、ナルトは幸せそうに微笑んで眠るカカシの額に口付けた。
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これ書いてるときニュースでアシモが!!かわいい!! やばい時間になったので寝ます!!見直し〜(汗)
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