地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
ゲームのトラップの解き方はすぐにわかるのに解くのに手こずる私は反射神経がかなり鈍い人種です。……ちくしょぅ……大人しく原稿やるです……
頭の中がこればかりくえすともーど↓
*** 土の妖精編 ***
<今までのあらすじ> 魔王を倒すべく、日夜進むナルト達勇者一行。苦労の末魔王の居城を知った三人はそこに向かうも魔王に追い返されてしまう。魔王の城に辿り着くためには四大妖精の力を借りる必要があるとわかり、三人は妖精達の力を借りるため新たな旅に出た。火の大妖精、紅の力を得た三人は次なる妖精の力を借りるべく西の国へと赴いた。 目指すは土の大妖精、アスマ……!!
<ちゃんちゃららーん♪>
「おう、おめぇらか。オレの力を借りたいって言うのは」 てやんでぇ口調の髭オヤジに、勇者一行は固まった。土方姿にねじりはちまきも勇ましく、肩には大きなシャベルを四本、抱えている。その背中には、透明な四枚羽。 (よ、ようせい!?) (これが!?) (ただの工事のおっさんだろう!?) 妖精、またはフェアリー。人間の姿をした自然物の精。悪戯好きでその体は小さく、背中の羽で飛び回る。大抵の場合、美しい女性もしくはかわいらしい子供の姿で描かれる存在である。 「なに驚いてやがる。土の妖精は小人、て相場が決まってるだろうが」 驚く子供達に不満そうに髭オヤジは眉をひそめた。確かに土の妖精は男の小人で描かれることが多い。多いが。 (小人じゃないじゃん!!) 心の中で三人は叫んだ。髭オヤジはどう見ても優に180cmは越えている。がっしりとした肩と言い、どこからどう見ても「がたいの良いオヤジ」である。 疑いの眼差しで見つめる子供達の視線にそれ以上突っ込まず、髭オヤジは地面にシャベルを突き刺した。 「ま、いいか。用件は聞いてる。オレの力が借りたいんだろ?ちょうど人手が欲しかったんだ。手伝うなら、力を貸してやってもいい」 にやり、と髭オヤジもとい土の大妖精アスマは笑った。 「芋掘りだ」
なぜ、芋掘りにシャベルが必要かということはすぐにわかった。己よりも大きな芋を大量に掘りだし、ナルト達は声もない。ただでさえ疲れる作業の上、時折芋を狙う巨大モグラ(レベル42)と戦闘になったものだから体力も魔力ももはやほとんど残ってなかった。 「お〜終わった終わった」 満足そうにアスマがタバコを吹かす。「アスマ組」なる法被(防御力27)を無理矢理着せられたサクラが呪いを込めた眼差しでそんなアスマを睨みつけた。 だがその程度の呪いが効くはずもなく、アスマは豪快に笑った。 「いやぁ、うちの連中は大食らいが多くてな。ほれ、約束通り手を貸してやるぜ」 言うが早いが、ナルト達が口を開こうとする前にアスマの姿は消えていた。その代わりにキラキラと光の粒子がサクラの指にこぼれ落ちる。 目を見張る三人の目の前で、光は指輪となった。紅の時と同じく、妖精の指輪である。 「やったてば!これで二人目の協力ゲットだってばよ!」 「疲れた…早く宿に帰って休もうぜ」 ナルトが嬉々として、サスケが疲れも顕わに起きあがる。だがサクラは地面に蹲ったまま暗い顔をしていた。 「サクラちゃん?」 ナルトとサスケが首を傾げる。指輪を見つめサクラは震えていた。 「い………」 「い?」 「いやぁぁぁぁぁぁ!!オヤジくさいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 サクラの悲鳴が森に木霊する。ぎょっとしてナルトとサスケがサクラを見た。 「サクラちゃん!?」 「落ち着け、サクラ!」 「いやぁぁぁ!!捨てる、捨ててやるわ、こんな指輪っっ」 半狂乱で指輪をはずそうとするサクラを二人が必死で押さえる。サクラの叫びは太陽が沈むその時まで続いた。
もっともその後 「やぁ、そこの若人達よ!青春してるかぁぁぁ!?」 (妖精ってこんなのばっかなのかぁぁぁぁぁ!!) 三人は水の妖精・ガイに妖精に対するイメージを粉末にされるのだが、それはまた別の話。
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ちなみに風の妖精は疾風さん(笑)サクラちゃんお手製のお薬(怪しい)の数々と引き替えに協力ゲットです♪ 妖精アスマは娘さんに捧げますvそんなに濃くならなかったし、ね?
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