地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2002年11月04日(月) 寒い

何か本当に寒いですね。皆様風邪など召されてませんか?小此木は本日唐突にアメリカから来た方を伴って三河○田駅までてけてけ歩いてました。一月前散々迷惑をかけたお嬢さん(かわいいv)から頼まれては断れません。つーか最初外国の方とは思ってませんでした……小此木は日本の英語教育の力なさを示す格好の英語駄目人間なのに……駅で電車を待った二十分間、寒かったです。

本日のおやつ。はーげんだっつのフレンチコーヒーにホットミルク。



爺様と婆様↓

*** こたつ ***


「さむい」
そう一言発するなり、九娘はびくともしなくなった。猫よろしく膝の上で丸くなってしまった恋人に、筧はしばし沈黙する。
「火鉢はどうした」
「まだ蔵の中じゃ。ええい、いまいましい!」
ぶるり、と九娘が体を震わせる。ならば館の気温毎上げればよいではないか、と思うが筧は黙っていた。この杜主は四季の移ろいを愛しているのだ。
だが、寒い物は寒いらしい。ぶつぶつと九娘が呟く。
「冬は何故こうも寒いか」
「寒冷前線が降下するからじゃないのか?」
「屁理屈をこねるな!ろまんのないやつじゃなぁ」
「ろまん」
筧は呆然と呟いた。微妙に平仮名であった気がするが、意味はわかっているのだろうか。今度も筧は黙っておいた。
「どーでもいいがワシは仕事なんだが」
ちらり、と窓の外に視線を走らせる。日はすでに高い。
「九娘」
呼びかけるが返事はない。やがて聞こえてきた寝息に、筧は溜息をついた。


帰ってきた筧を見て、九娘は目を丸くした。両脇に大きな荷物を抱えている。
「何じゃ、それは」
「土産」
上機嫌で筧は応えると、荷物を抱えて家に上がった。そのまま二人のくつろぐ部屋にもってゆくと荷をほどき始める。
「なんじゃなんじゃ」
ちょこん、と九娘が脇から覗き込む。大きな荷物の内、片方には布団が入っていた。もう片方からは小さめの座卓が出てきた。
「二人ならこのくらいの大きさでも良いだろう」
「なー、これはなんじゃ?」
「すぐに終わる。ほら、もう完成だ」
筧が手を放すと布団が畳の上に落ちた。座卓の四方から布団が出ている奇妙な光景に、九娘は眉をひそめた。
「こたつと言う。入ってみろ」
ニコニコ笑い、筧がこたつの中に足を突っ込む。しばし戸惑った後、恐る恐る九娘も中に足を入れてみた。そして目を丸くする。
「ぬくい」
「やはり電気引いておいて正解だったな。ちょっと早いがまぁいいさ」
満足げに筧が笑う。九娘が興奮隠せぬ面もちでさらに深く入り込んだ。
「気に入ったか?」
筧の問いに九娘が頷く。その様子に筧が忍び笑うが九娘は気付いていなかった。初めて経験する「こたつ」なるものに気を取られている。
「そうか」
うれしそうにこたつに潜り込む九娘を見ながら、幸せそうに筧は微笑んだ。


「……九娘」
「…………」
「ワシはそろそろ出かけようかと思うのだが……」
「……すー」
聞こえてきた寝息に、筧は溜息をついた。狭いこたつの一画に二人並んで入り込むのはなかなか辛い。
「せめて変化せぬか……?」
膝の上の金髪を撫でながら、筧は幸せな悩みに溜息をついた。

******

こたつが好きです。大好きです。なのにこたつの描写が難しかったです。

二月のオンリー、楽しげに世の中の流れに逆らってます。や、むろんメインはそのままですよ?なので例のヲトコはよろしくです、宰輔v
外衣互い。この発音にピンときたかたは近いうち公開の合同サークルの告知ページをどうぞ☆


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