地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
台風台風。密かにわくわくして大好きです。皆が困るのはわかりきってるのに。台風が過ぎた後の空気が好きなのです。
うーんうーん
*** 休日 ***
朝、カカシが目を覚ますと隣に人はいなかった。 「………」 無言で頭を掻く。昨日からナルト一人が任務でカカシは休みだ。中忍になったナルトはそれなりに忙しく働いていた。 長身を引きずって台所に向かう。冷蔵庫の中にはカカシ用の朝食が用意してあった。 新聞を読みながらそれを食べると食器をきちんと洗って食器棚に伏せる。食事と後かたづけ、これをさぼるとナルトが怒るのだ。 それがすんだら読みかけの本を片手にソファにもたれかかる。後はひたすら読書だ。こうなったら食事も何もあったものではない。 しん、と静かな部屋の中ページをめくる音だけが響く。時計の針が時を刻んだ。いつのまにかページをめくる音も止まっている。 どれくらいたったろうか、日が沈みかけた頃、ふとカカシの表情が和らいだ。再びページがめくられる。 空気の中にナルトの気配を感じる。里に戻ってきたのだろう。 ページをめくるに連れカカシの瞳が穏やかに微笑む。同時になじみのある気配が家に近づいて来た。 後、少し。 カカシは立ち上がった。 「たっだいまー!」 元気のよい叫び声と同時に玄関が開く。飛び込んできた金色の光にカカシは微笑んだ。 「おかえり」 カカシを認めてナルトが満面の笑みを返す。そのまぶしさにカカシはそっと目を伏せた。 「ただいまってばよ!」 飛びついてくる体を抱きしめたら一人の休日はお終い。
さぁ、二人で何をしようか。
*****
ナルトがいない時のカカシ。この人放っておくと食べるのさぼりそうで怖いです。がんばれ、ナルト!
|