地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
本日のお仕事。冷蔵庫の霜取り。我が家のじゃありません。会社のです。それはおう数cmに及ぶ分厚い霜(というかすでに氷)を取るため暇していた四人は午前中を費やしました。ちょっと所用で使おうと思ったら中に入らないくらいすごいことになっていたので。 午後はシェイク。水に色々いれてひたすらシェイク。1.5lペットボトルをひたすら一時間シェイク。右腕が痛いです・・・。ちなみに遊んでたわけではありません。実験です(と言い張ってみる)
日記書き殴り、ギャグと甘いの抜き出してみました(やる気満々じゃんか・・・)結構量ありました。下手すると今までで一番分厚い本になりそうです。
*** 波 ***
ただひたすらに走った。 走った先には切り立った崖。 その先は里の外。 「・・・・・・」 肩で息をつき、ナルトはその向こうを見やった。里の境界線など関係ないと言わんばかりに、その向こうにも森は悠然と広がっている。 「・・・・・」 戻らなければならない。これ以上進んではダメだ。進めば戻れなくなる。帰れなくなる。 「・・・っく」 小さく嗚咽が零れた。涙が溢れ出て頬を濡らす。 目の前には雄大な森。人の思惑など何も知らぬと言わんばかりに木々は自由に広がる。風は境界線など気にも介さず吹き抜ける。 「・・・う・・・あ・・・・・」 いつものように森での落とし物捜し。それぞれに別れて小さな指輪を探すために森中を走り回っていた。 一人になって、そうしたらただ無性に、そう、無性に走りたくなっただけだ。 涙が零れて風に流れてゆく。 「うわぁぁぁぁぁあ!」 声を上げてナルトは泣いた。目の前には崖。今のナルトなら容易く飛び越せるだろう。だけどその先はあまりにも遠い。 この崖を飛び越せなかった頃なら飛んでいただろう。だが今は飛べない。今のナルトには帰る場所があるのだから、その先には行けない。 泣いて泣いて、風が涙を攫っていった。
集合の時間になってやっとでナルトはその場を離れた。涙はすでにかわいていて跡もない。 集合場所に戻れば、他の三人はすでに集まっていた。 「おっそーい!探しに行くところだったじゃない!!」 「ごめんってば、サクラちゃん」 サクラの怒声にナルトが頭を下げる。ちらりとカカシを見上げればいつもと変わった様子はない。 「まぁまぁ、これくらい遅刻に入んないよ」 「そりゃ先生にしてみりゃそうでしょうけどね」 カカシの言葉にサクラがため息をつく。話がそれてナルトはほっとした。ふと視線を感じてそちらを向けばサスケがナルトを見ていた。ナルトが首を傾げると視線を反らせてしまう。 「???」 首を傾げるナルトの頭の上にカカシの手がおかれた。 「ま、次からはちゃんと時間を守ること」 「あ、うん」 たしたしと頭を撫でられ、ナルトは反射的にカカシを見上げた。優しい隻眼がナルトを見下ろしている。それがナルトの視線まで下がった。カカシがしゃがんだのだ。 「おかえり」 ぽん、と頭を一撫でして呟かれる。ナルトが目を瞠った。カカシは優しい瞳でナルトを見つめている。 「じゃ、解散な」 その意味をナルトが問いただす暇もなく、カカシは立ち上がるとそう告げた。だがカカシの手はしっかりとナルトの手を握りしめていた。手に力を込めれば強く握り返される。 「・・・・」 小さく呟いて、ナルトは俯いた。お腹の辺りがくすぐったい。
帰る場所はここにある。
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某歌を聞いて思いついた話。不意に泣きたくなる事ってありません?私はあります。しかも何で泣いているのかわからないのです。ちと消化不良〜。
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