地徊営業日誌
目次書きすてたもの未定なもの


2002年05月07日(火) 父来襲

いえ、小此木の父がですが。出張ついでに明後日泊まりに来るそうです。ただいま我が家は悦カカナル本で埋まっておりますv・・・・・さ〜どこになおそうかな!普段から片づけておけって話ですね!

大阪で配ったペーパーを作り直しております(アホ)いや、私の方でも相方の方でもお待たせしている方々が居られるので。へたれですみません(汗)

小説家書きたいです・・・切実に・・・時間下さい・・・・


カタカナなのは漢字忘れたからです(愛が足りない・・)↓

*** 君の手 ***

その手を思い出したのは天から舞い落ちる白い結晶を見たせいかもしれない。
「・・・センセー、白達の墓参りにいっていーい?」
「ん〜?いいよ」
体温の低いカカシの手を温めようとナルトは両手でその手を包んでいた。死んだ人の手が冷たいのだということを知ったのもあの時だった。その手が真っ白になるのだということも。
初めて人の死に面したあの日、空からは雪が降っていた。


ひっそりとたたずむその墓は、きれいに掃き清められていた。その事実に今更ながらあの家に住む人々の情の深さを思い知る。
手を合わせそれぞれ心の中で現状を報告した後、並んで墓を見つめる。
「・・・結局捨てられなかったんだろうなぁ」
墓を見つめカカシが呟く。ナルトがカカシを見上げた。視線があった。
「うん」
頷いて唇を噛みしめる。
ザブザは何も捨てられなかったのだ。里を抜けてもそれでも。期待や羨望、その身を縛る里への想いを。里から自分に向けられた全てのものを。
だからこそ彼は終身額宛をはずすことが出来なかった。
帰れないと知りつつ帰る場所を思うのはどれほど辛いだろうか。
彼はその目に何を見ていたのだろうか。
そしてそれを見ていた白は何を思ったのだろう。
それを知る術はもうない。
「オレってば先生で良かったってば」
に、とナルトが笑った。カカシが目を細める。
「だって先生は絶対オレの所に帰ってきてくれるからさ」
だから、安心。
額宛に隠されていないカカシの顔が笑みを形作る。
「ナルトも迷子になるなよ?」
「むっ!オレが先生見失うわけないじゃん!」
ムキになって怒鳴るナルトの頭えおカカシが撫でる。迷いもなくカカシの元に戻ると言う子供が愛しくてカカシはその体を抱き寄せた。


(オレは弱いからね)
カカシは墓の中で眠る鬼人に呟く。
(大切なもの一つ守るので精一杯。代わりに生きて幸せになるからいいんだよ)
当人が聞けば絶対に嫌な顔をされるのはわかっていたが、あえて呟く。
(生きているこの子は何よりもきれいなんだから)
自慢げに呟けば、墓の下で忌々しげに舌打ちするのが聞こえるような気がした。

(オレってばワガママなの)
友人になり損ねた人にナルトは呟く。
(大切なものは絶対に手放したくない。その代わり後悔させないくらい幸せにするからいいんだ)
純粋に守りたいのだ、と言った彼にしてみれば今の自分はみっともなく思えるかも知れない。だが、それでもいい。
(死んでから幸せになるなんて信じない。諦めたりなんかしない。欲しい物は欲しいって言ってやるってば)
参ったか、とばかりに呟けば、墓の下で苦笑する顔が見えた気がした。


「せんせー、せんせーあのさ」
「何?」
「せんせーの手が冷たくなったらオレがあっためてあげるってば!」
だから、平気!
自信満々のナルトの言葉にカカシが微笑む。
「ならナルトの手が冷たくなったらオレが暖めてやるよ」
「おう!」
手袋越しに互いの体温を分け合って、二人じゃれ合うように雪道を歩いた。


*****

自分が抜け忍ネタを書いたときこの人達額宛捨てたんですよ。けどよくよく思い返せばザブザ(漢字で書いてやれ・・・)達は額宛捨ててなかったなぁ、と。対比をしたかったのですが結局わけわからず。このテーマで書くには完全力不足でしたね(反省)色々と深読みしてくだされば・・・はい。


小此木 蘇芳 |HomePage