地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
本日は仕事がお休みだったので色々予定を立てていたのですが起きたら昼でしたvいったい私は何時間寝れば気がすむのでしょうか・・・。
一人ナルトシリアス(笑)↓
***終結・華麗なる戦い**
体力を限界まで使い果たしてナルトはベッドになだれ込んだ。 「今日も疲れたってば」 ふう、とため息をついて布団に顔を埋める。やわらかな羽毛布団は中忍試験が始まる前にカカシが買ってくれた物だ。それを思いだし、ナルトの目尻に涙が浮かぶ。 「・・・やっぱ、もう行っちゃダメなのかな」 試験が始まるまではナルトは大抵カカシの家で寝ていた。だから自分の家の布団など気にはしていなかった。だが、カカシがわざわざ家で休めるようにと布団を勝手くれたと言うことは、もう来ないようにということなのだろうか。 そんなはずはない、と思いたい。だが実際カカシはここには居らず、おそらくはサスケの側にいるのだ。それを思うと嫌な考えが心を支配しそうになる。 「何があったって、オレはナルトが好きだよ」 そう言って手を差し伸べてくれたカカシを信じたいと思うのは自分のワガママだろうか。 「う〜〜」 声が出そうになってナルトは唇を噛みしめた。声が漏れないようにと布団を頭から被る。 ややあって、再び起き出したナルトは頬を流れる涙を拭った。冷たい感触に嘆息する。 「・・・仕方がないのう」 呟いたナルトの瞳は金色だった。
サスケは死にかけていた。いっそ殺してくれとさえ思っていた。 「お前ほんっと!才能ないね。なんでそんな覚え悪いわけ?」 心底馬鹿にしたようにカカシが言う。サスケは拳を握りしめて耐えた。反論する気力など何処にもない。 (ナルト・・・どうしてそばに居てくれないんだ・・・) そうすれば少なくともこの修行に名を借りた八つ当たりは終了するはずである。今までナルトを抜きにしてカカシと直接対峙したことはなかったが、やはりそれは正しかったのだと思った。 「あーもーお前やだ。は〜、ナルトに会いたい。ナルトがいい。ナルトが・・・」 この修行の最大の課題は忍耐力の形成にあるのではないか、とサスケは思う。辛いやら情けないやらで泣きたくもないのに涙が頬を流れていった。 「・・・・・」 不意に静かになったので恐る恐るサスケはカカシを見た。できれば見たくなどないが、いつ修行(というか攻撃)が来るかわからないのだ。 はっきり言って試験中に会ったオカマ以上に今のカカシは恐ろしい。 「・・・・・会いたいなあ」 ぽつりと里の方を見やってカカシが呟く。その様が夢のようだったので、一瞬サスケは目を見開いた。 (・・・・・とうとう壊れたか・・・・・・) さらさらと悲しみのまま砂に帰すカカシを見ながら、サスケはああはなりたくないと強く願った。 その様子を木の上から見ていた金色の影は、ため息と共に高く天に飛翔した。
続く
*****
つ、続いてしまった・・・・・・。すみません〜〜っっ何か長くなるし!!明日には終わります、はい。
|