地徊営業日誌
目次|書きすてたもの|未定なもの
あけましておめでとうございますv地徊拭品売場も無事新年を迎えることができました。私の中では越さない予想大でした(苦笑)。これもひとえに皆様のおかげです。本年度もよろしくお願いいたします。
正月は実家に帰っていたのですが楽しかったです。友人の子供(八ヶ月)をからかいすぎて嫌われたりとか。遊び倒してました〜。
新婚さんです。「はっぴぃ」の後なので結婚してます(突っ込み所ですv)↓
***新年***
朝起きて、一応きちんと座って顔を合わせる。 「今年もよろしくお願いします」 「お願いします」 言ってから、二人顔を見合わせて笑ってしまった。何かこうも改まって挨拶をするのも照れくさい。 「せんせーお餅いくつ?」 「ん〜、二つ」 ナルトが台所にて雑煮を作っている間に、カカシは年賀状を仕分ける。今年はいつもよりも多いと思って見れば、同じ人物からの物が二通ずつ来ていた。つまり、ナルト宛とカカシ宛にである。 こちらはきっちりと慣例(?)に従い二人で一枚の「結婚しました」の年賀状を送ったのだから宛名を「はたけカカシ様、ナルト様」にしてくれてもよかろうと馬鹿な夢を見るはたけカカシ、職業・上忍。年が変わっても相変わらずである。 「先生お雑煮できたってば」 台所からナルトの声がして、カカシは広げていた年賀状を片づけた。お盆に二人分の碗を乗せてナルトがあらわれる。 「ナルトの分はこっちね」 カカシがはがきの束を差し出すと、ナルトの目が丸くなった。お盆をこたつの上に置きはがきを受け取る。 「・・・オレ・・こんなに年賀状もらったのって初めてだって」 惚けたように年賀状を見つめるナルトに、カカシが微笑んだ。
雑煮を食べたら少し休んで火影邸へと新年の挨拶へと向かう。カカシの足でなら一瞬で、ナルトの足ででも三分ほどで着く距離をふたり手をつないでのんびりと歩いた。商店街の店はどこも閉まっていて、いつもはにぎやかな町も今日は静まりかえっている。 「めんどーだよ。火影様所なんて行くのやめてこのまま遊び行かない?」 「ダメ!ちゃんと挨拶に行くって約束したんだってば!二人で行くの!!」 逃がさない、と言うようにナルトが繋いだ手に力を入れた。そっとカカシが笑う。大きく前後に手を振りながら取り留めもない話をずっとしていた。
火影邸は新年の挨拶に来た人でにぎわっていた。多忙な身の火影もこの時ばかりは自室でゆったりと客を迎え入れる。 「おう、よく来たの。さ、ナルトこっちに来い」 里長ではなく一人の爺の顔で火影がナルトを手招いた。素直に火影の横に駆け寄ろうとしたナルトは、繋いだままになっていた手に思いっきり引っ張られた。恐る恐る仰ぎ見ればカカシの機嫌が悪くなっている。 「大人気のない・・・」 「公私の区別ない人が何言ってるんですか」 ふう、と火影が盛大なため息をつくが、カカシは慣れた物である。だが慣れているのは火影も同じであった。 「それもそうじゃな。ほれ、ナルト。頼まれとったものは用意して置いたぞ」 「ほんと!?じいちゃん大好き〜〜」 「・・・・・・・・・」 カカシ、おせち料理に敗北。 結局ナルトを挟んでもめつつも、おせちを食べて終わる。さすがは火影、いいものを食べている。カカシの好物ばかりで大変美味であった。前の席に爺の顔があったのが難点ではあったが。 「ほれ、わざわざナルトがお主の好物を頼みにきたんじゃぞ。持って帰らぬか」 残りを箱に詰めて火影が差し出す。こう言われて受け取らないわけがない。 帰り道、また手をつないで二人で歩いて帰った。 「・・・・なあ、ナルト」 「なに?」 「お前、オレの好きな物用意してくれるよう火影様に頼んでてくれたの?」 カカシの問いにナルトの歩みが止まった。カカシを見上げて真っ赤になったと思ったら、次の瞬間には頭を抱えてしゃがみ込む。 「黙っててっていったのに!!じいちゃんのばか!!」 「な、何だ??何かまずかったのか?」 ナルトの取り乱しようにカカシの方が慌てる。ナルトはちらりとカカシを見上げた。 「・・・・・・だって先生の好きなものって作るの難しかったんだってば」 ぶう、とナルトが悔しそうに頬を膨らませる。どうやら挑戦はしたものの玉砕したらしい。 その様があまりにかわいらしくて、カカシは吹き出してしまった。 「わらうなーーーーー!!」 があ!とナルトが怒鳴る。小さな手が怒ってカカシを殴るが効きはしない。 「もう!帰って晩ご飯にするってば!!」 「はいはい」 笑い止まないカカシにしびれを切らしてナルトがカカシの手を引っ張る。なおも笑いながらカカシはせかされるままに歩いた。 二人、手をつないだまま。
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すみません、ちょっとここで終わらせてください。私ここに何時間かける気なのでしょうか。年末に続いて年始がこれとは先が思いやられますがきっとうちはこんな感じです(笑) 今年もバカップル中心になるとは思いますが、よろしくお願いいたしますv
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