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■ どうしようもないこの気持ち。
前に進むこともできず 後ろに退がることももうできない。
この気持ちを どうしたらいいのか
自分でもわからない。
――――違う。
自分でもわからないんじゃなく、
もう、どうしようもない。
あたしはいつになっても あの人を忘れられない。
月日が経てば 想い出となっていくこともあるけれども
いかせんのことは どんなにどんなに願っても
いつまでたっても「想い出」にならない。
あの人があたしを 見ることももうないことは
痛いくらい分かってる。
好きじゃなくても 思いはなくても抱きしめてほしい
そんな願いすら、叶わない。
できることなら 今すぐあの人のことを忘れて
違う恋をして 新しい恋をして 幸せに想われる恋をして
そうして、前に進んでいきたいけれど
あたしは いかせんが恋しくて恋しくて恋しくて
恋しすぎて、胸が痛くて 何もしていないのに涙が出るような 辛くて仕方ないのにそれでも会いに行ってしまうような
そんな想いを、まだ抱えてる。
昔 いかせんをとてもとても好きだった頃、
いかせんのためなら何時間だって待てたし いかせんのためならなんだってできた。
21歳になってその頃を振り返って あれは、若かったからできたことだと そんな風にあたしは思ってた。
懐かしく、その頃を思い出してた。 もうそんな純な気持ちは、 あたしにはないと。
そう、思ってた。
だけど。 22歳を目前にした今のあたしは
いかせんをこんなに愛しく思ってる今のあたしは
あの頃と何も変わらず いかせんを何時間だって待ってしまう。
たとえ雪がどんなに降っていようとも。 たとえどんな嵐の日だとしても。 たとえいかせんが・・・
来ることがなくっても。
いつまでもいつまでも あの人を待ってしまうあたしが、
19の頃と何も変わってないあたしが ここにはいる。
前にも進めない。 後ろにも退がれない。
苦しくて苦しくて仕方ないのに この場でもがくことしかできないあたし。
なのになんで
なんでこんなにいかせんが好きなんだろう。
なんでこんなに愛しくて あの人じゃなきゃだめなんだろう。
苦しくて愛しくて
あの人の後ろ姿を見ただけで、 涙が出たりします。
2002年04月25日(木)
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