またそれ?
朝からDさんが余所余所しい。
私が土曜日にバレンタインの話をしたから? (アンヘル氏とクルーズに行く計画・・・の、前段階だったんだけど) でも、それを言うなら自分だって彼女とLAで会うんでしょー。
こないだ一緒に行った結構良い感じのレストランで、 キャンドルライトの薄明かりの下でお酒を飲んで良い雰囲気だったのに そこで彼女との馴れ初めを延々と話していたのはどこの誰よ?
・・・ま、別に私はどうこう言える立場じゃないので普通に聞いてたけどさ。
多分余所余所しいのは、彼女に会うのが近くなってきたから また彼女に義理立てしてるんだろうけど・・・。
私達、全然そんな関係じゃないんだし、 別に普段通りにしてれば良いのに、って思うのは私だけなのかな。
ま、Dさんがこれくらいのことで私に余所余所しくなっちゃうくらいに 恋愛に真面目な人だってことは分かるから、それはそれで良いんだけどさ。。
今日がレポートの締め切り日だったので、 Dさんにも色々と手伝ってもらって彼の部署の数字を出して貰ったんだけど 元々レポートとか数字にあまり興味の無い人だから Dさんが机で電卓叩きながらイライラしてて、ちょっと困惑してしまった。
「あー、もう!何で合わねーんだ!!!」 あんまり普段Dさんがイラつくところを見たことがないから、 ちょっとでもキーキーされるとこっちが困惑する。 『大丈夫?何か飲み物持ってこようか??』 って、珍しく私が聞いちゃってたりさ。。
あんまり世話焼きすぎるのも、彼女じゃあるまいし迷惑だろうと思って 努めて普通通りに接しようと思ってはいたけどね。。
書類を提出するために本社にいかなきゃいけなくて、 『もう会えない時のために・・・おやすみ。あと、また明日ね』 と、挨拶してから出かけたんだけど、 本社で上司にネチネチやられている最中に携帯にDさんからの電話が来た。
『どうしたの?』 「いや、ブースも閉まったし、後は出入りするの君だけなんだけど」 『うーん・・・そっかぁ。もう帰る?』 「そのつもりだけど。今もう近くに居るの?」
本当はまだ本社に居たのに、そこで小さく嘘をついた。 『うん、もうすぐ着く。だから、待っててくれる?』 「・・・分かった、待ってる」
上司には『すいません。オフィス閉めるみたいなんで』と言って本社を出て 自転車を立ち乗りで超特急で帰ってきた。
丁度Dさんが駐車場を歩いているところだったので、 自転車に乗って帰ってきた私を見て 「自転車に乗る君も良いねw」だって。
・・・髪はぼさぼさ、息もあがっててとても見れたもんじゃないと思うけど。
『・・・ごめんね、待ってもらって』 「良いよ。全部上手く行った?」 『ん、Dさんからの電話に救われた』 「どういうこと?」 『嘘ついてごめん。でもあの電話の時まだ本社に居たの。 あの電話が無かったらきっと帰って来れなかったと思う』
そう私が言うと、あはははとDさんが大声で笑った。 「そうか、あの電話で?」 『うん。「Dさんがオフィス閉めるらしいので」って上司に言って、 ようやく解放してもらえたから』 「そっかw」 『うんww』
オフィスに戻って、帰り支度を整えてから、 二人でアラームを施錠して駐車場に出た。
『明日も早いんだよね?』 「うん、6時には来ないと」 『そっか・・・』
それを聞いてしまったら、余計にご飯には誘えないよね。 それでなくても、朝から少し余所余所しいDさんだし。
『おやすみ。また明日ね』私がそう言うと 「うん。また明日」とDさんがハグをくれた。
きっと、LAで彼女と会ってくるまではずっとこの調子なんだろうな。。
2007年02月05日(月)
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