V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2020年04月26日(日) コロナ禍に考えたこと26・自分を信じてくれる人を信じる

NHKの『プロフェッショナル〜仕事の流儀』。ご覧の方も多いでしょう。ではこの番組の第1回のゲストが誰かご存知ですか?正解は、星野リゾートの星野佳路社長です。その中で、実に印象深いシーンがあるので紹介します。星野社長に、司会の茂木健一郎が「日本人はリスクをとることが苦手だという。なぜ、星野さんはそれができるのか?」と質問した時です。事業再生にはリスクが伴うからそこを尋ねたのです。星野社長は次のように応えました。
「リゾートの再生に入っていった時に、そこに遺っている社員は、すごくお客様に喜んでほしいと思っていながら、それを達成する組織にいられなかった『取り残された人』たちなのです」「そこに対して当社が培ってきた組織文化やものの考え方を伝えることで、彼らがやる気を湧き起こして自分たちで自立して再生できリゾートになっていけるなら、私たちにはそれを提供する使命がある」「リゾートや旅館で働くスタッフは、基本的に人間の性格として、お客様に楽しんで喜んでほしいと思っている。私たちはそこを信じるのです」(星野社長の言葉ここまで)
自分を信じてくれる人を人は信じるといいます。経営が思うように行かず自分たちの何がいけないのかもわからず、ただ努力する方向が分からなかっただけの社員。そんな自分たちに対し「この仕事を選んでいる人は利他の心を持っているはず」と根っこの部分を信じる星野社長の言葉に、リゾートの人たちはすべてを自責で考え、気づき、主体性を発揮するのでしょう。「あなたはできる。大丈夫」と信じる気持ちは大切ですね。


酒井英之 |MAILHomePage

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