V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2020年04月01日(水) コロナ禍で考えたこと01・社員を安心させる言葉

人は不安を感じます。なぜか。暇だからです。目の前の何かに没頭していたら、不安を感じている余裕はありません。宅急便サービスが生まれたとき。ヤマト運輸は4年連続赤字でした。社員は「こんなことやって大丈夫なのか」不安に駆られます。そんな中「遠くのお客様のためにたったひとつの荷物を届けてください」という指示。しかも、大雪の降る悪天候。現場は渋ります。が、当時の小倉社長は「届けてください。サービスが先、利益が後です」と社員に繰り返し伝えす。ここで「サービスも利益もどっちも大事」と言うと、現場は迷ってしまいます。が、優先順位を示しておけば、社員は、その迷いを吹っ切ります。もちろん、運んでいる最中に「なぜ自分がこんなことしなくてはいけないんだ」と納得できない社員もいるでしょう。そんな社員の不満も、配達先のお客様から「こんな時に届けてくれて本当にありがとう」と感謝された瞬間、吹っ飛んでしまいます。御役に立つ手応え。この喜びに気が付いたら、社員はもう迷いません。トップはわが社の理念に沿って、優先順位を明確に示しましょう。それだけで社員は目の前のことに集中できます。そして、不安から解放されるのです。


酒井英之 |MAILHomePage

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